すべては神のみわざ

出演者
福井誠
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2020.04.22
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 伝道者の書 8章17節
放送日
2020.04.22

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井誠です。「継続は力 なり」聖書を一日一日と読み進むなら、不思議にも自然に養われるものがあり ます。今日も聖書を開いてまいりましょう。伝道者の書 8 章 17 節から、「すべ ては神のみわざ」と題して、メッセージをお伝えいたします。
「すべては神のみわざであることが分かった。人は日の下で行われるみわざ を見極めることができない。」
皆さんは、「今の自分だったら、あんな風にはしなかっただろう」そのように 考えたことはありませんか。8 章の最初で「伝道者の書」の著者は、「人の知恵 は、その人の顔を輝かせ、その顔の固さを和らげる」と言っていますが、まさ にその通り、知恵がなかったが故に顔をこわばらせて生きてきたということが あるものです。知恵さえあったなら、あんな不器用なことはしなかったし、こ んな人生にもならなかったと思うことがあるものです。
けれども注目しましょう。この「伝道者の書」を書いた著者は、「人間の人生 は、あなたの判断や行動いかんで物事が決まるわけでもない」とも言うのです。 特に 8 章の後半は、人生には、知恵も思慮深さも役に立たない不条理さがある ことを語っています。
正しい人が痛い目に遭って、悪しき者がいい思いをする。どんなに真面目に 生きても報われない。むしろ、いいかげんに、のらりくらり、のうのうとハッ ピーに生きている者がいる。矛盾だらけの人の世の中で正しく生きる。何の意 味があろうかと思うことがあるものですね。
ただ著者は、摩訶不思議な人の人生を理解しようと探求した結果、「すべては 神のみわざであることがわかった」と結論しています。どんなに物事が不条理 に動いていようが、遅かれ早かれ、神は正しいことをなされると著者は確信し ています。問題は、人が物事を見通せないこと、人間はその思考力に限界があ るために、物事の結果を自分の頭の弱さのせいにしたり、世の中の不条理さの せいにしていることです。それは実に不幸なことで、そんなことをせず、愛と 恵みに満ちた神の善きお取り扱いを信頼して、泰然自若、つまり物事に動じず に生きることが良いというわけですね。
正しいことをなさる神を恐れて歩みたいものですね。では良き一週を祈りま す。

コメント

*.*
人間の言動は「神経」の作用であり、神の経(みち)である神のみわざと考えます。過去の選択の多くの過ちに見える判断も、神のはからいだと思います。ならばそれは神の導きであり、過去を妄想するのはやめ、今できることをすることが、正しい生き方だと思います。逆境こそ魂が成長するのであり、順境ばかりでは人間は全く成長しません。

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