心臓~神からの「生きよ」~

出演者
井本祐介
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2025.10.06
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] エゼキエル書 16章6節
放送日
2025.10.06

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「世の光」の時間です。東京都羽村市にある、おざく台教会の牧師、井本祐介です。平日は、中学と高校で理科の教師もしています。
最初に聖書のことばを読みます。旧約聖書エゼキエル書16章6節。「わたしがあなたのそばを通りかかったとき、あなたが自分の血の中でもがいているのを見て、わたしは血に染まったあなたに『⽣きよ』と言い、血に染まったあなたに、繰り返して『生きよ』と言った」
胸の⼼臓の位置に⼿を当ててみてください。ドクンドクンという⿎動を感じるかと思います。⼼臓はみなさんの拳くらいの⼤きさの筋⾁の塊、そこから⾎液を送り出す⼤動脈は500円⽟くらいの太さがあります。⼼臓がポンプのように収縮することで、1回に60ミリほど、⼀分間で5リットル近い⾎液が、休むことなく体中に送り出されています。
ところで、あなたは、朝起きてから何回ほど⼼臓を動かしましたか。数えていた⼈はおそらくいないと思います。動かしている意識さえ、なかったかと思います。
⼼臓は⾃律神経によってコントロールされ、私たちが動かそうとしなくても、私たちの意思にかかわらず、動くようにとプログラムされています。危機のときには、より速く、より激しく収縮し、たくさんの⾎液を全⾝へと送ります。
私たちが意識してもしなくても、⽣きようとしてもしなくても、⼼臓は私たちが⽣きるために酸素や栄養を今も全⾝へと送り続けています。
私はその心臓の不思議さを思うたびに、今⽇の聖書のことば、「⽣きよ」という神からの語りかけを思い出すのです。
私たちが⾃分や毎⽇に失望し、⽣きる気⼒を失うときでさえも、神は私たちの⼼臓を動かし続け、「⽣きよ」「⽣きよ」と語り続けている。そんな気がするのです。
⾃分だけで⽣きている、そう思うと、不安や孤独も募ります。しかし、私たちは⽣かされている、そのことを知ると、安⼼や勇気が⼼に⽣まれてきます。今も動き続ける⼼臓、それは神からの「⽣きよ」というメッセージなのだと思います。あなたが今⽣きていること、それは神から望まれているのです。この安⼼を胸に、今⽇の⼀⽇を歩みだしてください。

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