上からにならない愛

出演者
水谷 潔
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • HAPPY

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アップロード日
2025.05.27
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] コリント人への手紙第一 13章4節
放送日
2025.05.27

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「世の光」の時間です。愛知県春日井市にあります春日井聖書教会・協力牧師の水谷潔です。
新約聖書、コリント人への手紙第一13章は、私たちに「愛とは何であるか」を教えてくれます。新約聖書、コリント人への手紙第一13章4節をお読みします。「 愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。」
「愛は自慢せず、高慢になりません。」と聖書は言います。「自慢せず」とは相手に対して自分の優越性を示さないことでしょう。今どきのことばで言えば「相手に対してマウントを取らないこと」でしょう。「高慢になりません」は「上から目線にならない」「上からものを言わない」と言い変えると分かりやすいでしょうか。
愛は自分を上にして相手を下にはしません。自分の方が上だから、教えてやろう、助けてやろうではないのです。むしろ、自分を下に置いて、相手に仕えようとします。聖書には、イエス・キリストが弟子たちの足を洗ったという記事があります。イエス様が歩まれた新約聖書の文化では、家に入る時、汚れた足を洗うのが習慣でした。
しかし、当時、人の足を洗うというのは、奴隷の仕事でした。しかも、外国人奴隷の仕事とされていました。社会の最下層の人たちがすることを、イエス様は進んでされたのです。ですから、弟子たちは慌てふためきました。弟子たちの足を洗った後に、イエス様は、「私があなたがたを愛したように、あなた方も互いに愛し合いなさい」と命じられました。イエス様は、自ら愛の模範を示されたのです。愛とは、自分を低くして、相手に仕えていくことです。
聖書は愛について「自慢せず、高慢になりません」と教えます。愛はマウントを取らず、上からになりません。愛は自分を低くして、相手に仕えます。そんな愛で、周囲の人たちを活かしませんか。それは、自分自身をも活かすことになり、幸せな人間関係、実り豊かな人生につながっていくのではないでしょうか。

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