良い地に蒔かれた種③

出演者
大嶋重徳
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 元気をもらいたいとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2025.01.29
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 8章4~15節
放送日
2025.01.29

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。私の担当する今週は聖書のルカ福音書8章の「種まきのたとえ」を通して、聞くことについて一緒に学んでいます。種は神様のことばです。そして、それを受け入れる土地は私たちの心のことです。
イエス様は間違った聞き方について話されました。3つ目の間違った聞き方は、いばらの生えた心で聞くことです。聖書のことばを心に受け入れ、やがて根が張り、芽も出ます。しかし茨のようなものが、自分の人生には多く生い茂っている。花を咲かせ実を結ばせようとした時、茨が邪魔をしてきます。茨とは「生活における思い煩い」です。お金の問題や、自分の欲望にふける時間が生活に覆いかぶさっていると、神のことばを聞いても、「そうは言ったって」と生活の不安が心を占めてきて、心が鬱状態になっていきます。何より止められない悪習慣、止められない思いが頭を覆い尽くす時、せっかく聞いた聖書のことばが成長していくことを邪魔してしまっているわけです。
この聖書のお話を準備しながら、自分の聞き方はどうだろうかと考えていました。私は聖書のお話をする側ですが、一番最初に聖書のことばを聞く者でもあります。このたとえ話をじっと聞きながら、自分の中の道端の心、岩地の心、茨の心に気付かされました。自分の中にある聖書のことばを素直に聞こうとしない心が見つかります。聖書のお話を準備しながら、「このたとえ話を語れる生き方をあなたはしていますか」とイエス様の鋭い刃が、自分の生活に突き刺さってくるのです。素直ではない、罪にまみれた心でもそれをまだ砕かれたくはない。しかし聞く耳を持った、良い聞き方とはイエス様が打ち込まれる神の鍬を受け入れることです。岩地のような心が砕かれ、身が軋むような思いをする時、そこから逃げてはいけません。まっすぐに神のことばを受け止めるのです。聖書のことばを語る者こそ、誰よりも砕かれていかないといけないのだと教えられました。
神様は今週、このたとえ話を通して、あなたを砕かれ、耕そうとされていることは何でしょうか。最初はそれが痛いかもしれません。しかしこのことばを受け止める時、種が奥深くに入り、根っこが地面の奥深くに伸びてゆく良い地になっていくのです。良い地に蒔かれた種とは、砕かれた心で聞くことです。

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