深みへ

出演者
山本陽一郎
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2024.06.06
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 5章4~6節
放送日
2024.06.06

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか。山本陽一郎です。
イエス・キリストの弟子の一人、ペテロはもともと漁師でした。彼の仕事場はゲネサレ湖、別名ガリラヤ湖でした。ある日のこと、夜通し働いても魚がとれなかったペテロは、疲れた体で網を洗っていました。
ところが、そんな彼に向かって、イエス様は語りかけたのです。
「深みに漕ぎ出し、網を下ろして魚を捕りなさい。」
あえて言うなら、漁の経験豊かなペテロにとっては取るに足らないリクエストです。「今日は魚捕れません。夜通し働いて、ゼロですよ?疲れたし、もう上がりたいんです」と言いたくなるような話です。
しかし、ペテロはこう言いました。「『でも、おことばですので、網を下ろしてみましょう。』そして、そのとおりにすると、おびただしい数の魚が入り、網が破れそうになった。」 ルカの福音書5章に書かれている出来事です。
「深みに漕ぎ出せ」。どうしてイエス様はそう言われたのでしょうか。
岸辺は、自分で見えて、立てるところです。自分の経験や方法、これまでの価値観。そこにいるのは安心かもしれません。
けれども、イエス様は「深みへ漕ぎ出しなさい」と言われることがあります。それは、単に沖へ舟を出すという行動以上の意味を持ったメッセージです。私たちがあくまでも自分の経験や考えによってとらえる「岸辺」を離れて、神の祝福が用意されている「深み」へ漕ぎ出すようにと招いてくださるのです。神のことばに従って進んでごらん。そして、生きておられる神のわざを体験してごらん、と。
ペテロは漁についてよく知っていました。しかし、それ以上にイエス・キリストは神の国の祝福について熟知していたのです。そして、みことばに従った時、ペテロは自分の人生が変わる経験をしました。
「深み」。あなたにとって、それはどこでしょうか。イエス様は、そこで具体的に「網を下ろし、魚を捕りなさい」と言われます。まだ知らない、網を破りそうなほどの魚たちが、「深み」に待っています。

コメント

中野周治
「♪沖へ、い出よ!♪岸を離れ!♪いざ!漕ぎ、い出よ!♪」

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