ルカの福音書-118 喜びを受け取って

出演者
大嶋重徳
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 元気をもらいたいとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2022.12.03
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 5章
放送日
2022.12.03

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。
ルカ福音書を順番に読んでいます。ルカ5章で断食をしないイエス様と弟子たちを非難したパリサイ人が出てきました。イエス様は断食をする信仰のスタイルをすべて否定されたのではありません。イエス様は、「やがて時が来て、花婿が取り去られたら、その日には彼らは断食します。」と仰いました。やがて来る花婿が取り去られる時というのが、イエス様が十字架にかかられる時のことです。十字架において徹底的な悲しみがこの地上に訪れました。決定的な悲しみを、この世界は経験したのです。その意味でキリスト教信仰において悲しみが軽んじられるわけではありません。
「受難週」「灰の水曜日」と呼ばれる時に、キリスト教会は自分の罪の悲しみの中を過ごします。しかし、その悲しみは永遠に続く悲しみではありませんでした。十字架の3日の後、イエス様の復活を迎えた時、イエス様は再び弟子たちに顕れてくださいました。そして、朝食を用意してくださったのです。受難週を終えた時、イースターに教会は断食をやめてパンを食べ、ぶどう酒を飲むように、最後の晩餐を思い起こし、やはり喜びの食事をともにするのです。
今日イエス様が私たちに願っておられるのは、圧倒的な悲しみを過ごした者たちにこそ、圧倒的な赦された喜びに生きてほしいということです。ここにイエス様の願われた信仰のスタイルがあります。自分を責めて自分の罪深さを泣くことを軽んじてはおられないイエス様です。
しかし、それが信仰のライフスタイルの基本ではありません。イエス様は教会の聖餐式で新しいぶどう酒を私たちに飲ませようとして準備してくださっています。イエス様を信じ、イエス様とともに歩む信仰は、常に新しいぶどう酒を飲み続けていくことになります。新しいぶどう酒、それは古い人間の価値観を打ち破っていくエネルギーを秘めています。私たちは礼拝を終えた時、暗い顔で行った私たちが笑顔になって家に帰れるようになります。そして、家の人がこう言うでしょう。「そんなに楽しいんだったら、私も行ってみたい!」「元気になりたい!あなたのように。」教会に行くことは絶えず、絶えず新しい喜びをイエス様から受け取っていくこととなるのです。そして今日、新しいいのちに満ちた神のことばを聖書から受け取っていく、そんな私たちでありたいと思います。

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