忍耐は、運命を左右する

出演者
板倉邦雄
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制作
PBA太平洋放送協会
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき

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アップロード日
2021.09.11
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] 使徒の働き 27章
放送日
2021.09.11
「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか、板倉邦雄です。今日は、「忍耐は、運命を左右する」という題でお話ししましょう。
 囚人パウロたちを乗せたイタリア行きの船は、クレタ島の「良き港」に到着しました。その港で長い時が経過し、航海が危険な季節になってまいりました。暴風雨が多い季節に入り、航海には、一番危険な時でした。パウロは三回にわたる伝道旅行で、この海域を何回も行き来したことがあります。コリント人へ第二の手紙の中で、難船したことが三度あり、一昼夜、海上を漂流したこともありますと書いてあります。
 ですから、パウロは人々に警告しました。「皆さん、私の見るところでは、この航海では、積荷や船体ばかりではなく、私たちのいのちにも、危害と大きな損失が及ぶでしょう。」
 しかしローマの百人隊長は、パウロの意見よりも、船長や船主のほうを信頼しました。当然です。囚人パウロの意見よりは、航海のプロである、経験豊かな船長や船主の意見の方を信頼するでしょう。それに百人隊長は、囚人たちを一日も早く、イタリアのローマに連行しなくてはなりませんでしたし、さらに、この「良き港」は、冬を過ごすのには適していなかったのです。大多数の人々は、「良き港」から北西80キロにあるフェニクスの港に行って、そこで冬を過ごしたいと主張したからでした。
 時に、南風が静かに吹いてきました。人々は、このときとばかりに碇を上げて、クレタ島の岸に沿って航行しました。しかしこの後、一行は、大嵐に遭遇することになります。忍耐は、私たちの運命を左右することになるのです。私たちは、忍耐して待つことができないようですね。不便や不快なことに耐えられないようです。
 自分たちのやりたいこと、願っていることのためには、危険を承知でも突き進むのです。この世界は、私たちのために回っているのではありません。この世界は、神が創造し、神が支配し、処理し、導いている世界です。私たちは、この神の造られた世界の営みの中に生かされ、動き、存在しているものであることを忘れてはなりません。

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