十字架のもとにいた女性たち

出演者
関根弘興
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制作
一般財団法人 太平洋放送協会
タグ
  • 孤独や悲しみを覚えるとき

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アップロード日
2021.04.29
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ヨハネの福音書 19章
[新約聖書] エペソ人への手紙 2章19節
放送日
2021.04.29
 「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興です。今週は、イエス・キリストが十字架で発した言葉から、イエス様がどのような方かを紹介しています。
 イエス様は当時、最も極悪な犯罪人を処刑する道具であった十字架につけられました。その十字架のもとには、イエスの母とその姉妹、そしてクロパの妻マリアとマグダラのマリアが立っていたと、ヨハネの福音書に記されています。
 聖書を読むと十字架のもとには、この四人の女性と愛する弟子と言われたヨハネが、悲しみにたたずんでいたと記されています。するとイエス様は、十字架の上から母マリアに向かってこう語り出しました。
 「女の方、ご覧なさい。あなたの息子です」と言われ、また愛する弟子と言われたヨハネに向かって「ご覧なさい。あなたの母です」と言われたのです。考えてみてください。イエス様の母マリアは、十字架上で苦しむわが子を見て、どれほど嘆き悲しんでいたことでしょう。代われるものなら代わってやりたい。そう思っても何もすることができない。そうしたことに大きな痛みを持ったことでしょう。
 しかしイエス様は、そんな母マリアを思いやり、「女の方」と呼びかけていますが、これは婦人に対する丁寧な呼びかけの言葉です。イエス様は、「わたしがいなくなった後は、このヨハネを息子として頼り、世話になってください」と優しく言われたのです。また、そばにいたヨハネに、「これからは、わたしの母をあなたの母のように思って面倒見て欲しい」と言われたのです。
 イエス様は、ご自分が激しい、それこそ壮絶な痛みと苦しみの中にあっても、人を思いやることを忘れることのないお方でした。聖書には「その時から、この弟子は、彼女を自分のところに引き取った」と記されています。実はこの出来事は、教会の姿を象徴的に表しているものと考えることができるのです。
 私たちは、イエス・キリストの十字架によって罪が赦され、神の子とをされることによって、互いに神の家族の一員となるのだということなのです。新約聖書の後半の手紙をたくさん書いたパウロも、エペソ人への手紙2章19節でこう言っています。
「こういうわけで、あなたがたは、もはや他国人でも寄留者でもなく、聖徒たちと同じ国の民であり、神の家族なのです。」

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