モーセの焦りと高慢

出演者
岩井基雄
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制作
一般財団法人 太平洋放送協会

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アップロード日
2019.08.12
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 出エジプト記 2章14、15節
放送日
2019.08.12
世の光の時間です。お元気ですか。岩井基雄です。第二月曜日の今日は、旧約聖書のモーセの生涯から「モーセの焦りと高慢」について学んでみましょう。
 エジプトの王は、増え広がるユダヤ人を恐れ、男子の赤子を殺すように命じましたが、モーセは両親の知恵と神様のあわれみによって守られ、両親の元で育てられました。それは、神様への信仰と信頼を、幼い時から学ぶ恵みとなりました。その後、王宮で成長したモーセでしたが、彼には神の民としての自覚があったようです。
 ある時モーセは、ユダヤ人たちの苦役を見、ユダヤ人の一人を、エジプト人が打っているところを目撃します。心を痛め、回りに人がいないことを確認すると、エジプト人を打ち殺し、埋めたのです。いつか、ユダヤ人たちを助けたい。自分の力と立場でできることは何かと、モーセが求めていたのでしょうか。しかし後日、二人のユダヤ人たちが争っているところに出会い、それをも収めようと悪い方を諌めた時に、彼から思いがけない言葉が返ってきました。
 聖書はこう語っています。「彼は言った。『だれがおまえを、指導者やさばき人として私たちの上に任命したのか。おまえは、あのエジプト人を殺したように、私も殺そうというのか。』そこでモーセは恐れて、きっとあのことが知られたのだと思った。ファラオはこのことを聞いて、モーセを殺そうと捜した。しかし、モーセはファラオのもとから逃れ、ミディアンの地に着き、井戸の傍らに座った。」旧約聖書 出エジプト記2章14節、15節
 モーセは良かれと思ったのでしょうか。しかし、人の命を軽んじるだけではなく、自らの手でユダヤ人を救おうとした思いの背後には、モーセの焦りと高慢が隠れていました。全てのことをご存じの神様の前に、隠すことのできるものは何もありません。人に知られる以上に、神様に知られていることを心に留めるべきでした。そして、神さまの御心を求めて行動するべきだったのです。すべてを知ったエジプトの王は、モーセを殺そうと探します。しかし神である主は、モーセがエジプトから逃れることを許し彼を守るのです。
 私たちも、自らの内側にある高慢や傲慢と向き合い、自分の罪を認め、神様のあわれみと赦しの中を歩ませていただきたいと願います。神様はあなたを愛し、あなたの罪を赦そうと待っていらっしゃるからです。

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