イエスは復活された・死を打ち破るもの

出演者
田村治郎
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 死や命について考えているとき
  • イースター

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アップロード日
2025.04.25
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ローマ人への手紙 6章23節
放送日
2025.04.25

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「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。グレース宣教会牧師、ハンガーゼロ巡回牧師の田村治郎です。
2023年、日本人の平均寿命は、男性が81.09歳、女性が87.14歳だそうです。今日の社会は、様々な医療分野を含めた科学の発展によって、人の寿命は格段に長くなりました。でも死の現実は克服することができていません。それゆえに解決できない死に対する不安や恐怖は、さらに深まっているように感じます。
私が初めて死を身近に意識したのは中学3年生の時です。私には歳の離れた従兄弟がいました。そのいとこの末の娘、まだ5歳だったはずです、ある日兄たちと道端で遊んでいる時、そこにあったマンホールの蓋がずれていて、その深い穴に落ち込んでしまい、その娘は亡くなってしましました。知らせを聞いた私は、あまりのショックのために体が硬直して、何も言えず何もできなかったことを覚えています。葬儀の日、火葬場に移動し、小さなひつぎが火葬炉に入れられ、その扉が閉められた時、父親が腹の底から絞り出すような声で娘の名前を叫んでいました。愛娘の死に対して何もあがらうことのできない父親の姿に、ただ死の現実を突きつけられた悲しさと無力さを痛感する思いでした。
人は必ず死ぬ、それは誰も避けることができず、克服することもできない事実です。しかし、私たちのイエス・キリストはその死よりよみがえり、死に勝利された!それが、イースターの出来事です。
新約聖書ローマ人への手紙6章23節「罪の報酬は死です。しかし神の賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです」
「神の下さる賜物」とは、一方的な私たちへの贈り物です。ただただ一方的な神様のギフトを意味します。イエスは私たちの罪をその身に負い、私たちが受けるべき罪の裁きを身代わりに受けられ、死んでくださった。そんな命がけの私たちへの愛がどこにあるでしょう。そればかりか、3日目に死よりよみがえり、私たちがどうすることもできなかった死の現実を打ち破ってくださいました。「イエス・キリストにある永遠のいのち」の希望は、イエスを救い主と信じる者一人ひとりに与えられるものなのです。

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