立ち上がったレビ

出演者
山本陽一郎
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 元気をもらいたいとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2024.10.12
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 5章27,28節
放送日
2024.10.12

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか。山本陽一郎です。
先日、トラックの運転手をしている方に出会いました。「いつものようにトラックを走らせていた時、ラジオからこの『世の光』の放送が流れてきた。聖書のことばが心を捉えた。教会に行ってみた。そしてイエス・キリストを信じた」とご自身の体験を話してくれました。感動しました。
ルカの福音書の中にも、仕事中にイエス様に出会った人が出てきます。カペナウムの町の収税所に座っているレビにイエス様が目を留められた、と書かれています。
当時のユダヤ人社会は、ローマ帝国の支配下にありました。レビは「取税人」といって、ローマへの税金をユダヤ人たちから徴収する仕事をしていました。自分もユダヤ人なのに、外国のために重い税金を同胞から集める。それだけでなく、取税人は本来より多く取り立てて自分のものにしていたので、レビたちは人々からとても嫌われていました。
イエス様はこのレビに「わたしについて来なさい」と言われたのでした。
レビは、こんな自分を愛し、招いてくださるイエス様のことばに心が震えたのです。彼がどんな事情で取税人になったのかはわかりません。この仕事で多くの財産を手にしました。しかし、この求め方では、彼が本当にほしかった幸せは手にすることができなかった。それは本人が一番わかっていたでしょう。
そんな中で、イエス様に出会いました。彼は、ここで人生の方向転換をすることに決めたのです。自分の人生の主としてイエス様を受け入れ、従う決意をしたのです。レビは、すべてを捨てて立ち上がり、イエス様の弟子としての人生をスタートしました。
レビは、福音書を書いたマタイの別名と考えられています。
私たちもまた、イエス様から招かれています。イエス様は私たちを見つめ、「わたしについて来なさい」と声をかけてくださるのです。それは、私たちの本当の姿を知らないからではありません。イエス様は欠けの多い私たちを、生きたいように生きられない私たちを、悩み傷ついてきた私たちを、全部ご存知で、イエス様の弟子として生きるよう招いてくださるのです。あなたも、私も、立ち上がることができるのです。

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