「世の光」の時間です。お便り係の石原由美子です。今週は皆様のお便りをご紹介しています。
今日はじめのお便りは、岩手県北上市にお住いの小原さんからです。「ラジオ放送ありがとうございます。イエス様が愛の深いお方だと覚えます。イエス様についてもっと知りたいです。」といただきました。小原さん、ありがとうございます。おっしゃる通り、イエス様は愛の深いお方ですね。新約聖書ヨハネの手紙第一3章16節には「キリストは、私たちのために、ご自分のいのちをお捨てになりました。それによって私たちに愛がわかったのです。」とあります。イエス様は私たちを命がけで愛してくださいました。それほどまでに私たちを愛してくださっているのですね。小原さんもイエス様の愛を信じてお過ごしください。
次のお便りは、岩手県釜石市の藤井さんからです。「イエス様のたとえ話の解説は、分かりやすくてありがたく拝聴いたしました。ヨハネの福音書２章３節～５節がよく分かりません。できましたら、解説をお願いします。」といただきました。ここは結婚式のお話で、イエス様とその母マリアが招かれたという場面です。そこで振る舞われていたぶどう酒がなくなるという事態が起こります。聖書をお読みします。「ぶどう酒がなくなると、母はイエスに向かって『ぶどう酒がありません』と言った。すると、イエスは母に言われた。『女の方、あなたはわたしと何の関係がありますか。わたしの時はまだ来ていません。』母は給仕の者たちに言った。『あの方が言われることは、何でもしてください。』」
これはイエス様の最初の奇跡と言われている出来事です。自分のお母さんに対して「女の方、あなたはわたしと何の関係がありますか。」と言うのは、少しよそよそしいですね。しかし、イエス様のことばには意味がありました。それは、マリアの関心は「ぶどう酒がなくなって困る」ということでしたが、イエス様の関心は「罪のために十字架に向かう」というところにありました。けれども、冷たくあしらったというのではなく「お母さんの関心はわたしと少し違います。でも心配せずわたしに任せてください。わたしのやり方で解決しましょう。」という意味合いで言われたのです。それでマリアはイエス様に任せることを決めました。この後、ぶどう酒は豊かに与えられます。神様の栄光、神様の素晴らしさが現わされた出来事だったのです。藤井さん、いかがでしょうか。聖書は面白いお話がたくさんあります。続けてお読みください。
それではまた、お会いいたしましょう。