あなたは休んでいますか?4

出演者
豊田信行
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 疲れているとき
  • 不安や恐れを感じているとき

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アップロード日
2023.05.26
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] マタイの福音書 6章34節
放送日
2023.05.25

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。ニューライフキリスト教会牧師の豊田信行です。今週、聖書が約束する安息について学んでいます。
十戒の第4番目の戒めは「安息日を覚えて、これを聖なるものとせよ。」です。1週間のうちの一日を安息の日として覚えることを命じています。現代のイスラエルでは、金曜日の日没から土曜日の日没までが安息日に定められています。金曜日、日没を迎えると、公共の交通機関はストップしますし、ほとんどの店は閉まります。熱心なユダヤ教徒の家庭では、太陽が沈む前に2本のろうそくに火を灯し、大晦日の夜カウントダウンをしながら新年を迎えるように毎週、毎週、安息日を喜び迎えます。
休日は待ち遠しいものですが、安息日は、休日とは何が違うのでしょうか。安息日のヘブル語は「シャバット」「止める」との意味があります。金曜日の日没を迎えると、仕事が途中でも手を止めるのです。大学入試の試験会場で試験時間が終わり、試験官が大きな声で、「はい、そこまで筆記用具を置いてください。」というと解答を書いている途中でも手を止めなければなりません。金曜日の日没は、神様がすべての人に向かって「はい、そこまで。手を止めて。」という号令のようです。その号令には、「あとは私が引き受けるからゆっくり休みなさい。」とのメッセージが込められています。
「心配が尽きない」「心配の種が尽きない」ということばがありますが、人は心配することをやめようとしても、なかなか止めることができません。心配しなくても良いと自分にどれだけ言い聞かせても、すぐに心配で心がいっぱいになります。なぜなら、心配しなくても良いと自分に言い聞かせても心配には行き場がないからです。聖書の中で、イエスは「明日のことまで心配しなくてよいのです。明日のことは明日が心配します。苦労はその日その日に十分あります。」と言われました。神様は「もう十分に心配しました。あとはわたしにあなたの心配を預けなさい。」と言ってくださるのです。
金曜日の日没が訪れるたびに、「シャバット」手を止めなさいとの号令に聴き続けるのは、尽きない心配を神様に預け、心配という労苦で心をすり減らさないように心を休ませるためなのです。イエスは、いつでもどんな時でも、あなたの心配を私に預けなさいと招いてくださっています。あなたの心配には、神様という行き場があるのです。

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