たとえ全世界を手に入れても

出演者
岩井基雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2019.08.19
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] マルコの福音書 8章36、37節
放送日
2019.08.19

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世の光の時間です。お変わりありませんか。岩井基雄です。
 第三月曜日の今日は、キリストが弟子たちに語られた言葉から、私たちの人生の目的をご一緒に考えてみましょう。
今年も、まことの平和を祈り求める時を迎えています。社会のあり方だけではなく、私たちのあり方が問われる時と言っても良いでしょう。私たちは何のために生き、また何を目標として歩みを進めているのでしょうか。時には、あらゆるものを所有したい、手に入れたいと願いそれを求めています。しかし、私たちが求めるすべてのものを手に入れたともいえる、イスラエルの王ソロモンも、「むなしさ」を聖書の箴言という書の中で語っています。あらゆるものを手に入れたとしても、私たちの心は、本当の意味で満たされることはないのです。人間は、神の形に造られたと聖書は語っていますが、それは、神を求める存在という意味もあり、人は神によってでしか満たされない空洞が心にあると、フランスの物理学者であるキリスト者ブレイズ・パスカルも語りました。そして、イエス・キリスト自身、次のように弟子たちに語ったのです。
 「人は、たとえ全世界を手に入れても、自分のいのちを失ったら、何の益があるでしょうか。自分のいのちを買い戻すのに、人はいったい何を差し出せばよいのでしょうか。」新約聖書 マルコの福音書 8章36、37節
 人間がたとえ、全世界を手に入れたとしても、神様に背き、神様から与えられた命を失ってしまったら、何の意味もありません。しかも、単なる肉体の命だけではなく、神を求める霊的な命、永遠の命を失ってしまったとしたら、どうやってもそれを手にすることはできないのです。神様が与えて下さるまことの命と祝福は、私たちが真に求めるべきものなのです。
 あなたは、人生の目標、また宝として何を求めていらっしゃいますか。それは、永遠へとつながるものでしょうか。それとも、いつかは失われてしまうものでしょうか。私たちは神様の祝福、永遠の命に関わるものを、心から求めていきたいと願います。キリスト・イエスにあってこそ、その永遠の命を私たちは、自分のものとすることができるからです。あなたは、どこに宝を求めて歩んでいらっしゃいますか。聖書はあなたに、この地上ではなく、天に宝を積みなさいと語ります。

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