おことばをください③

出演者
大嶋重徳
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2024.04.24
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 7章
放送日
2024.04.24

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。
私の担当する週は、ルカ福音書からご一緒に聖書を学んでいます。今週はルカ7章から、イエス様が「これほどの信仰を見たことがありません。」と言われた百人隊長のお話を見ています。
この箇所の魅力あふれることは、これほどまでにイエス様が驚かれた信仰に、その信仰の持ち主が気づいていないということです。私達も今日受け止めておきたいことは、自分が到底無いと思っているところにイエス様は信仰があると言ってくださる。自分の自信のない信仰を、実は神様が認められ、褒められていることがあり得るのです。
では百人隊長の信仰の出発点はどこにあったのでしょうか。それは彼が重んじていたしもべのためでした。百人隊長にとってイエス様に助けを求めた時、それは自分のためではありませんでした。彼は自分のいのちを助けてくれと頼んでいるのではありません。愛する大切なしもべのために、自分の中で超えられないと思っている一線を越えてでも、イエス様のもとへと近づこうと思ったのです。彼は一人のしもべのためにイエス様を求めました。ここに彼の出発点があったのです。
私たちは「信じる」とは自分のために信じると思いがちです。自分の救いはともかく、私は家族が救われるために信じるとは、あまり考えつくことではありません。しかしこの百人隊長は、自分はイエス様のもとへ行く資格はない。しかしどうしても、イエス様に来ていただかなければならない。それはしもべのためでした。自分の人生のためには「神に直接求める」という一線を超えることはしなかった彼が自分のしもべのためならば、彼は神を求めたのです。彼は自分が超えられないと思っていた一線を超えました。こういうところにも信仰は始まるのです。今日、あなたが誰かのために何かをしてあげたいと思っていることがあるでしょうか。自分の力では到底かなわない、自分の手が届かないかもしれません。しかし、神様ならば何とか出来ると思うならば、神様を求めてください。あなたはまだ神様のことを信じていないかもしれない。しかし、あなたがその一線を越えて、神様に祈り求めるならば、神様はあなたの祈りを聴き、応えてくださるのです。そしてそこに、神様はあなたの信仰を見出して、その祈りに応えてくださるのです。

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