ルカの福音書5-故郷へ伝えたい

出演者
大嶋重徳
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制作
一般財団法人 太平洋放送協会

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アップロード日
2020.01.02
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 章
放送日
2020.01.02
 「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重?です。今年も、ルカの福音書をご一緒に読んでいきたいと思います。今日からしばらく「ルカの福音書」を記した、ルカのことを知りたいと思います。
 聖書の中で、ルカの名前が出てくるのはたった三回です。イエス様の弟子でもありませんでした。使徒パウロと共に伝道の歩みをしていた人物がルカです。
 ルカとはラテン語の名前でギリシャ人の名前です。どこで産まれて、どこで信仰をもって、どういう生涯を歩いた人かということについて、ルカ自身がルカ福音書で語りません。
 しかし、ルカのことが記されている一つ目は「愛する医者ルカ」と記されて、パウロに愛された弟子の一人でした。
 さらに二つ目、「私の同労者ルカからもよろしく」と記されています。伝道者パウロが「同労者」と呼ぶ、信頼していた一人であったことがわかります。
 しかし実は、名前が出てきませんが、これはルカではないかと思われる箇所が聖書の中にあります。アジアでみことばを語ることを聖霊によって禁じられたパウロ一行が、トロアスという港までやってきます。このアジアとは、今で言うトルコあたりです。この地域の宣教ができないということとなり、判断としてはここで折り返して帰るということも考えられました。
 しかしそこでパウロは幻を見ます。一人のマケドニア人が立って、「マケドニアに渡ってきて私たちを助けて下さい」とパウロに懇願するのです。マケドニアとは今のギリシャの北の地方です。ぜひ私たちを助けて欲しい、船に乗ってアジアからヨーロッパへと来てほしいと訴えたのです。パウロはこの幻を見て、直ちに船に乗り、神が私たちを招いて、彼らに福音を述べさせるのだと確信したのです。そして、このマケドニア人の幻こそ、実はルカ自身のことではないかと言われています。
 ルカがギリシャ人であったこと、それはルカ福音書が美しいギリシャ語で記されていることからもわかっています。医者ルカは、どこかの場所でパウロ一行の伝える福音を聞いたのです。そして「私の故郷に来て伝道して下さい」とパウロ牧師に言わずにおれなかったのではないかと思います。
 私たちにも故郷があります。故郷、そこには大切な家族がいます。私たちもラジオを聴きながら、「このことばをあの家族に聞かせたい」という思いになることがあります。「自分が元気が出た、この聖書のことばを、あの息子にも聴かせることができたら、あの子も元気になるのではないかと思う。」おそらくルカも、そのような思いになったのでしょう。
 「世の光」の番組宛てに、感動と喜びを届けてくださるそのおはがきが、私もまた読んで感動します。皆さんが今、このラジオの番組を知らせたいと思う人がいるでしょうか。ぜひ、あなたから伝えて欲しいと思います。

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