ただあなたに目を注ぐのみです

出演者
福井誠
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制作
一般財団法人 太平洋放送協会

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アップロード日
2019.07.17
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 歴代誌第二 20章12節
放送日
2019.07.17
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井誠です。継続は力なり。聖書を一日一日と読み進むなら、不思議にも自然に養われていくものがあるものですね。今日も聖書を開いてまいりましょう。
 歴代誌第二 20章12節「ただあなたに目を注ぐのみです」と題して、メッセージをお伝えいたします。「私たちの神よ。彼らをさばいてくださらないのですか。攻めて来るこの大軍に当たる力は、私たちにはありません。私たちとしては、どうすればよいのか分かりません。ただ、あなたに目を注ぐのみです。」
 皆さんは、歴代誌を読んで、どんなところが面白いと思いますか。私などは、歴代誌がソロモンのように知恵に秀でたり、ダビデのようにカリスマ性のあったりする偉大な王については、それほど関心を向けず、非常に平凡なヨシャファテのような王様のエピソードを、詳しく取り上げるところですね。
 歴代誌の著者は、器の小さい彼もまた、神様に愛されて、神にその祈りや願いを聞き入れられて祝福されたと、力のこもった書き方をしているのです。そのヨシャファテ王ですが、彼はある時、アンモンとモアブの連合軍の大群に迫られて窮地に陥っています。そんな時にダビデ王でしたら、「ダビデは、主の名によって奮い立った」とかっこよく書かれるところでしょう。しかしヨシャファテの場合は、彼の言葉が次のように記録されています。「私たちの神よ。攻めて来るこの大軍に当たる力は、私たちにはありません。私たちとしては、どうすればよいのか分かりません。ただ、あなたに目を注ぐのみです。」
 何とも格好の悪い言葉ですね。弱腰でダビデのような野性的な、なんとしてもこの窮状を打開してみせるぞという気概が感じられませんね。けれども、そこがとっても良いのです。私は好きですね。非常に不器用に、「ただ、あなたに私たちの目を注ぐのみです。」とありのままに助けを求める。そんなところに、信仰の模範としてのハードルの低さを感じます。ヨシャファテと同じように祈ってみようという気持ちにさせられるのです。歴代誌の著者が狙っているのもそこなのでしょう。凡人にこそ、いや弱い者にも、分け隔てなく答えて下さる神様がいることを覚えたいものです。では良き一週を祈ります。

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