骨をむしばむ、不健康な人生

出演者
黒木昭江
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 疲れているとき
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 元気をもらいたいとき
  • 一歩踏み出したいとき

もっと詳しく見る

アップロード日
2025.06.05
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 箴言 14章30節
放送日
2025.06.05

いいね登録

     登録数:0

いいねリストを見る

「世の光」の時間です。今週は愛知県名古屋市の富田キリスト教会の牧師、黒木昭江がお届けしています。
6月。気候が不安定で、心身の健康が気になる時期ですが、聖書は、人生を健康にする秘訣を、私たちに教えてくれます。健康な人生とはいったいどんな人生なのでしょう。どうすれば、人生を健康にできるのでしょうか。
聖書は言います。旧約聖書・箴言14章30節「穏やかな心は、からだのいのち。ねたみは骨をむしばむ」。
穏やかな心は健康な人生に通じます。逆にねたみの心は、骨をむしばむと聖書は私たちに教えているのです。
穏やかな心で、人生を生きた一人が、イサクという人です。
イサクはパレスチナ地方に、よその地域から移住してきた寄留者でした。イサクはその土地で農業を始め、成功をおさめ、裕福になります。すると、元々その土地にいた人々がイサクをねたみ始めたのです。彼らは、イサクが使っていた井戸を土でふさいで使えないようにしてしまいます。挙句の果てに「この土地から出て行ってくれ」と要求しました。イサクはどうしたでしょうか。イサクは、抵抗せず、引っ越します。そして引っ越し先の土地で今度は、湧き水の井戸を見つけました。しかし喜びも束の間、その地方の羊飼いたちがやって来て、「この井戸の水の所有権は自分たちにある」と主張したのです。イサクはどうしたでしょうか。イサクは、その主張を受け入れて、別の井戸を掘ります。しかしまたもや、井戸の所有権をめぐって、土地の人が争いを仕掛けてきたのです。もううんざり、と思って、怒りを爆発させても良さそうですが、またもやイサクは、その井戸を譲り、別の井戸を掘りました。その井戸についてはもう、誰も何も言って来ませんでした。イサクは神様に感謝し、満ち足りた心で神様をほめたたえます。
いっぽう、イサクをねたみ、攻撃をした者たちは、井戸は手に入れても、穏やかな心は失われてしまったことでしょう。ねたみとそれに伴う攻撃は、相手を敗北させたようで、自らの骨を蝕むのです。
穏やかな心こそ、からだのいのちです。ぜひ明日もまた番組をお聞きください。

コメント

番組に対するコメントはまだありません。ぜひ感想をお願いいたします。

コメントを投稿する

お問い合わせ