4人の友

出演者
山本陽一郎
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 元気をもらいたいとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2024.10.10
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 5章18~20節
放送日
2024.10.10

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか。山本陽一郎です。
聖書を開くと、毎日毎日、大勢の人がイエス・キリストのもとへやってきたことがわかります。みんなイエス様の話を聞きたい。この病気をイエス様に治してほしい。
ある時は、中風で寝たきりの人が床のままイエス様のところへ連れて来られました。担いできたのは、4人の友人たちでした。
体が不自由になってしまった友だちを何とかしてイエス様に会わせてあげたい。治してあげたい。その一心で、この4人は、イエス様が話をしていた家の屋根に登り、何とその屋根をはがし始めます。もちろん他人の家です。そして、大勢の人々が見ている真ん中でイエス様の前に吊り降ろすという突拍子もない行動に出たのです。非常識と言われても仕方がありません。
ところが、聖書にはこう書かれているのです。
「イエスは彼らの信仰を見て、『友よ、あなたの罪は赦された』と言われた」ルカの福音書5章20節
この4人は簡単には諦めませんでした。イエス様を目がけて、やれることの全部をやりました。いっしょに信じて床を担ぎ、いっしょに信じて屋根に登り、いっしょに信じて吊り降ろしたのです。それをイエス様は「信仰」として見てくださった。こうして、中風の人に救いがもたらされました。
この聖書の箇所からのメッセージを、私は2011年、三陸の地で聴きました。東日本大震災から間もない頃です。
私は仲間の牧師たちといっしょに被災地へ入り、支援活動をしました。ベースキャンプには日本全国、海外からも大勢のクリスチャンが集まっていました。朝は礼拝をし、それから被災した方々の家へ出かけて行き、スコップを手にみんなで汗を流しました。ゴーグルとマスクをして、酸欠になりかけながら泥出しをしました。瓦礫を運びました。あちらの家、こちらの家にも食料品を届けて回りました。みんながそれぞれの役割を担い、みんなで信じてやりました。
どんなに小さくても、不器用でも、いっしょに信じて働くとき、イエス様は私たちの信仰を用いてくださいます。それを心に留めながら、いっしょに働きに励み続けていきたいと願います。

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