手のひらにあなたの名を刻む神

出演者
水谷 潔
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 死や命について考えているとき
  • 元気をもらいたいとき

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アップロード日
2024.08.14
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] イザヤ書 49章15-16節
放送日
2024.08.14

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「世の光」の時間です。愛知県春日井市にあります、春日井聖書教会・協力牧師の水谷潔です。 
 時々、高齢のクリスチャンから、もし自分が認知症などで、記憶を失って、神様のことを忘れてしまったら、どうなるのだろうという心配の声をお聞きします。きっと信じてきた神様の記憶が消え去ったら、救われていることも取り消しになるのではと心配になるのでしょう。 
 そんな時、私はいつもこう答えています。「大丈夫ですよ。記憶がなくなっても、あなたの信仰はなくなりませんし、救いも取り消しにはなりません。あなたが、神様を忘れても、神様はあなたを決して忘れてはいませんから」
 旧約聖書イザヤ書49章15節にはこう書かれています。「女が自分の乳飲み子を忘れるだろうか。自分の胎の子をあわれまないだろうか。たとえ女たちが忘れても、このわたしは、あなたを忘れない」
 母親が自分の乳児であるわが子を、お腹の中のわが子を忘れることなどありえないでしょう。たとえ、母親がわが子を忘れることがあったとしても、神様は、あなたを忘れることはないと、おっしゃいます。 
 さらに続く16節にはこう書かれています。「見よ、わたしは手のひらにあなたを刻んだ。」これは、たとえなのですが、神様の手のひらには、救われた神の子となった者の名前が、記されているのです。いや、記されているのでなく、刻まれているというのです。それはインク書きでなく入れ墨です。インクなら消えるかもしれませんが、入れ墨ですから、絶対に消えることがありません。 
 聖書が記す救いというものは、人間側の記憶の有無に左右されることではありません。ただただ、信じた者の名を手のひらに刻む神様の側に、救いの確かさはあるのです。 
 神様が、手のひらに名を刻むかのように忘れることがないのは、その愛のゆえです。母親がわが子を思う、その愛に勝る愛で、神様はあなたを愛しておられます。その愛の故に、神様はあなたを救ってくださるのです。そして、この愛の故に、その救いは取り消されることがないのです。ラジオの前のあなたも、この神様の愛を受け止めて、歩みませんか。 

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