イエスと共に船出する
- 出演者
- 藤本 満(インマヌエル高津キリスト教会)
- 制作
- PBA太平洋放送協会
- 再生時間
- 5min
- タグ
-
- 不安や恐れを感じているとき
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- アップロード日
- 2024.01.08
- カテゴリ
- 人物・人生
- 聖書箇所
-
[新約聖書] マルコの福音書 4章35、38節
- 放送日
- 2024.01.08
「世の光」の時間です。今週は、神奈川県川崎市にある、インマヌエル高津教会の牧師、藤本満が担当します。
今日は、新約聖書マルコの福音書4章35節から、「イエスと共に船出する」と題してお話しします。
ある日、ガリラヤの湖の岸辺にいたイエスが、弟子たちに向こう岸に渡ろうとおっしゃいました。35節「イエスは弟子たちに『向こう岸へ渡ろう』と言われた」でも、しばらくするとガリラヤの湖に突風が吹き付け、激しい嵐となり、小舟は沈むばかりになります。
イエスを信じるとは、イエスを共に乗せて舟を出す人生のようなものです。順風満帆なときもあるでしょう。ところが嵐がやって来ます。必死に水を掻き出します。そして、叫びます。4章38節「私たちが死んでも、かまわないのですか」この叫びは祈りです。祈ることは主イエスに向かって叫ぶことです。でも、その時、気がつきます。そもそも、向こう岸へ行こうと、船出を促したのはイエスでした。私の人生の小舟にイエスは乗っておられます。
物語は、イエスが起き上がって波と風を沈めるというように展開していきます。注目したいのは、イエスを舟に乗せていても、嵐は来る、舟は沈みそうになるという現実です。私は以前、アメリカで小型ジェットに乗ったことがあります。離陸してすぐに、目的地は悪天候だとアナウンスがありました。着陸態勢に入ったとき、飛行機が回転しながら、急降下というほどの嵐でした。そのときでした。ポンとアナウンスの音が鳴りました。機長です。「みなさん、あす土曜日のご予定はいかがでしょうか。私は息子と一緒に野球の試合を見に行くことを楽しみにしています。しばらく揺れますが、大丈夫です」絶妙なアナウンスでした。なるほど、機長にも、家族がいる。明日がある。乗客と運命共同体、同じ飛行機に乗っているのです。人生の嵐にあっても、イエスも私の舟に乗っておられます。イエスが共にいてくださる、それを実感する力が信仰です。
今日は、新約聖書マルコの福音書4章35節から、「イエスと共に船出する」と題してお話しします。
ある日、ガリラヤの湖の岸辺にいたイエスが、弟子たちに向こう岸に渡ろうとおっしゃいました。35節「イエスは弟子たちに『向こう岸へ渡ろう』と言われた」でも、しばらくするとガリラヤの湖に突風が吹き付け、激しい嵐となり、小舟は沈むばかりになります。
イエスを信じるとは、イエスを共に乗せて舟を出す人生のようなものです。順風満帆なときもあるでしょう。ところが嵐がやって来ます。必死に水を掻き出します。そして、叫びます。4章38節「私たちが死んでも、かまわないのですか」この叫びは祈りです。祈ることは主イエスに向かって叫ぶことです。でも、その時、気がつきます。そもそも、向こう岸へ行こうと、船出を促したのはイエスでした。私の人生の小舟にイエスは乗っておられます。
物語は、イエスが起き上がって波と風を沈めるというように展開していきます。注目したいのは、イエスを舟に乗せていても、嵐は来る、舟は沈みそうになるという現実です。私は以前、アメリカで小型ジェットに乗ったことがあります。離陸してすぐに、目的地は悪天候だとアナウンスがありました。着陸態勢に入ったとき、飛行機が回転しながら、急降下というほどの嵐でした。そのときでした。ポンとアナウンスの音が鳴りました。機長です。「みなさん、あす土曜日のご予定はいかがでしょうか。私は息子と一緒に野球の試合を見に行くことを楽しみにしています。しばらく揺れますが、大丈夫です」絶妙なアナウンスでした。なるほど、機長にも、家族がいる。明日がある。乗客と運命共同体、同じ飛行機に乗っているのです。人生の嵐にあっても、イエスも私の舟に乗っておられます。イエスが共にいてくださる、それを実感する力が信仰です。