エリヤとバアルの預言者たちとの対決

出演者
羽鳥頼和
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2020.05.30
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 列王記第一 18章
放送日
2020.05.30

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「世の光」の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和で す。先週はイスラエルの国が南北に分裂してしまい、分裂した南王国では、偶 像崇拝が盛んに行われ、戦争が絶えない状態であったことをお話しました。今 日は、旧約聖書の列王記第一 18 章から、北王国の状況をお話しします。
神は、人々をご自分に立ち帰らせるために預言者たちを遣わされました。そ の預言者の一人で、北王国に神から遣わされたのがエリヤです。18 章には、そ のエリヤとバアルの預言者たちとの対決が語られています。バアルとは偶像の 神のことです。エリヤはたった一人でしたが、バアルの預言者たちは 450 人も いました。彼らの対決は、祭壇を作り、そこで牛をいけにえとして献げるので すが、そのときに人が火をつけずに、それぞれ自分の信じる神が、火をつけて くれるようにと祈るというものでした。祈りを聞いて、祭壇に火をくだされた 方が、本物の神であるというのです。
さて、まず最初にバアルの預言者たちが大声で祈りました。午前中ずっと「バ アルよ、私たちに答えてください。」と祈りましたが、何も起こりませんでした。 すると彼らは自分の身を傷つけて、血を流しながら叫び続けました。それでも、 結局何も起こりませんでした。
次はエリヤの番です。彼はそこに、かつてあった神の祭壇を作り直し、そこ にほふった牛を置きました。そして、それに大量の水を三度かけたのです。こ うしてエリヤは一人で祈りました。「イスラエルの神よ。今日、あなたこそ神で あることが明らかになりますように。神よ。私の祈りに答えてください。」
すると、神の火が下ってきて、すべてを焼き尽くしてしまったのです。この 対決を見に来ていた人々は皆、「主こそ神です。主こそ神です」と言いました。 しかし、北王国の王は、まことの神に立ち帰ろうとしませんでした。その後も 神は、預言者を遣わし続けられました。神は人を見放さず、なんとか救おうと されるお方です。

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