足を洗われるイエス様

出演者
関根弘興
コメント数
0
制作
一般財団法人 太平洋放送協会
タグ
  • クリスマス・イースター

もっと詳しく見る

アップロード日
2020.04.03
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ヨハネの福音書 13章1節
放送日
2020.04.03
「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興です。
イエス・キリストが十字架につけられる前日、弟子たちと共に最後の晩餐の 時をもたれました。最後の晩餐といっても、フルコースの豪華な食事をしたわ けではありません。ちょうどこの時期は、ユダヤ最大のお祭りである過越祭の 時で、みんなが「過越の食事」と呼ばれる、特別な食事をしたんです。
過越祭りとは、昔エジプトで奴隷生活を強いられていたイスラエル人の先祖 たちが、神様の御業によって奇跡的にエジプトを脱出できたことを記念するお 祭りでした。彼らは急いでエジプトを脱出しなければならなかったので、パン を発酵させる時間などありませんでした。そこで、パン種を入れずに焼いた薄 いパンを食べたんですね。その出来事を思い起こすために、毎年、過越祭の時 は七日間、種なしパンを食べることになっていました。イエス様も弟子たちと ともに、この種なしパンの食事をなさったわけです。
その時のことでした。イエス様は夕食の席から立ち上がって、弟子たちの足 を洗い始められたのです。普通、足を洗うのは家に入るとき、しもべが行う仕 事です。サンダル履きで外を歩いていたため、汚れた足を洗わせたわけですね。 多分ここに集まった弟子たちも、既に家に入るときには足を洗って入ったはず です。それなのに、イエス様は食事の最中にわざわざ立ち上がり、上着を脱ぎ、 腰をかがめて弟子たちの足を洗い始められました。
ある方がこの箇所を読んで、「あぁ、きっと弟子たちの中に、物凄く足の臭い がきつい人がいて、イエス様もさすがに食事をする気にならなかったんだよ、 だから仕方なく足を洗い始めたのさ。でも一人だけ洗うと、その人を傷つける から、みんなの足を洗ったんじゃないか?」と言うような、まぁなかなか豊か な想像力ですけれども、しかし実際はそうではありません。
ヨハネの福音書の 13 章 1 節にはこう記されています。 「さて、過越の祭りの前のこと、イエスは、この世を去って父のみもとに行く、 ご自分の時が来たことを知っておられた。そして、世にいるご自分の者たちを 愛してきたイエスは、彼らを最後まで愛された。」こう書かれています。
イエス様は最後の最後まで、愛を余すところなく注ぎ出すお方です。弟子た ちの汚い足を洗い流すことの出来事の中に、イエス様の溢れる愛が現されてい るんですね。そしてこの愛は、あなたにも注がれているのです。

コメント

番組に対するコメントはまだありません。ぜひ感想をお願いいたします。

コメントを投稿する

お問い合わせ