人生の悲しみの中で

出演者
岩井基雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 孤独や悲しみを覚えるとき

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アップロード日
2021.04.12
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 詩篇 119篇28,29,35節
放送日
2021.04.12

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 「世の光」の時間です。お元気ですか、岩井基雄です。今日は、詩篇119篇の三回目として、人生の悲しみの中でどう歩むかに心を留めてみましょう。? 人生にはさまざまな悲しみや悩みがあり、もう歩めないという行き詰まりを経験しますね。この詩篇の作者も、そのような中で、聖書が語る神様に向かうのです。今日の詩篇をお読みします。
 「私のたましいは 悲しみのために溶け去ります。みことばのとおりに私を強めてください。私から偽りの道を取り除いてください。みおしえをもって 私をあわれんでください。」旧約聖書 詩篇119篇28節、29節
 この作者は、たましいが溶け去っていくような深い悲しみを通り、自分の存在そのものが、揺るがされているのです。しかし、その中で彼は、聖書が語る神様に心を向け、自分の内にある偽りの道、罪を認め、それを取り除いて欲しいと願うのです。
 時に私たちは、悲しみの中で、他の人を責め、神に怒りを向けます。しかし、神の主権を認めるこの作者は、悲しみの中で自分の罪を認め、神のみ教えによって強められることを願い、神の愛に拠り頼むのです。
 どんな中にあっても、信頼できる存在を知っていることはなんと幸いでしょうか。目には見えなくとも、確かに存在し、すべてを創造された、主権者なる神様に信頼する人生は、いつも神様の教えや、諭しに生かされ続けていくのです。
 この作者は、続けてこう歌います。
 「私はあなたの仰せの道を走ります。あなたが私の心を広くしてくださるからです」と。どんな中にあっても、神の言葉に信頼し立ち上がる者は、神の仰せの道を力強く走り抜くことができ、神は、その人の心を広くして下さると、彼は確信しています。悲しみの中でこそ、神に信頼する人の心と歩みは、強められ、広げられていくのです。
 続く35節で、彼はこう祈ります。「私にあなたの仰せの道を踏み行かせてください。私はその道を喜んでいますから。」
 彼は、自分の思いがかなうことではなく、神の道、仰せの道を喜ぶのです。神の真理と愛を求め、それに導かれて歩む人生を、神は豊かに祝福してくださいます。あなたも、神の言葉である聖書の言葉を心に深く受け止め、神の愛と平安に生かされる人生を、歩み続けていきませんか。

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