これを愛せ

出演者
福井誠
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2020.03.18
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 箴言 4章6節
放送日
2020.03.18

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井誠です。「継続は力なり」聖書を一日 一日と読み進むなら、不思議にも自然に養われていくものがあるものですね。今日も聖書を開い てまいりましょう。箴言4章6節から「これを愛せ」と題してメッセージをお伝えいたします。 「知恵を捨てるな。これがあなたを守る。これを愛せ。これがあなたを保つ。」 今週は箴言に入っていますね。箴言は、神を信じる知恵者の格言集です。その格言の数は全部 で915あると言われます。ヨブ記は「苦難」、詩篇は「賛美」、伝道者の書は「虚しさ」、雅歌 は「愛」をテーマにしているのに対して、箴言は実践的な「知恵」がテーマで、人間の人生に必要 な格言集というわけですね。ですから、これはよく読んでおいた方が得です。 それで少しおおざっぱな流れを話しますと、1章?9章まで、「わが子よ」と、親がまるで子ど もに話しかけるような形式で、知恵を愛し、知恵に基づいて生きるようにという勧めになってい ます。そして10章以降が、具体的に知恵を解き明かすものとなっていますね。 ある家族社会学の調査で、親が子どもと話す事柄について、学校や勉強のことは話しても、社 会や人生についてはほとんど話さないという結果がありました。その調査はアメリカと日本の家 庭を比較して、日本の家庭では特にその傾向が強いとまとめています。 聖書が教える家族文化は、親が子どもに人生の生き方のコツを、諭し教えていくものだという ことでしょう。実際、子どもには、その成長段階において三様の関わり方が必要だと言われてい ます。子どもが幼少期のころは、子どもが親の愛情を十分受けられるように関わっていく、そし て子どもが学童期に入っていくと、社会の風を積極的に吹かせて社会性をもたせるように関わっ ていく、最後の青年期には、親が自らの生き方の範を示して、子育てから、人間としてのお付き 合いに関係を変えていく。 私自身としては、そのような三様の関わり方がうまくできたかというと、そうではなかったと 思うところもあるので、「そんな私が語るのもな」とも思いますが、聖書は、若い人には頭の良 さでも何かの機会でもなく、ただ神の知恵を大事にして欲しいと伝えていますね。聖書の知恵を 求めてまいりましょう。では良き一週を祈ります。

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