終末に生きる

出演者
関根弘興
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2020.03.06
カテゴリ
人物・人生
放送日
2020.03.06

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「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興です。
イエス様は大理石に輝く当時のエルサレムの神殿を見て、「石が崩されずに積 まれたまま残ることは決してありません」と言われました。弟子たちは大変驚 いて、もしこんな立派な神殿が破壊されるとしたら、それは、世の終わりを迎 える時に違いないと思ったのです。
そこで弟子たちは、「イエス様、さっき言われたことですが、あの神殿が破壊 されてしまうようなことがいつ起こるのでしょう。世の終わりの時が来る前に、 何か前兆があるのでしょうか」と尋ねたんです。
するとイエス様は、「世の終わりには、偽キリストや偽預言者が現れる。戦争 や戦争のうわさを聞く。飢饉や地震が起こる。迫害が起こる。多くの人の愛は 冷えていく。そして全世界に福音は宣べ伝えられる」とお語りになりました。
しかしこれらの出来事は、いつの時代にもあったことでした。例えば、偽キ リストは少なくても紀元 50 年にはもう現れていました。イエス様の時代から今 に至るまで、戦争や戦争のうわさは絶えませんね。飢饉や地震、また親が子を、 子が親を売り渡すというような、人の愛が冷めていくというようなニュースは 今もあふれているように思います。このように、イエス様が世の終わりの前兆 としてあげられたことは、既に起こっていることでもあるんですね。
さて、私たちは三つの終末に生きています。一つはこの世界の終わり、終末 があります。二つ目は、自分の命の終わり、終末というものがありますね。そ して三つ目は、自分以外の自分と関わりのある人の命の終末があるわけです。 どれが一番早く訪れるかは解りませんが、いずれにしろ、私たちはみな終末の 時代に生き、誰もがいつかは終末を迎えるわけです。
イエス様はそんな終末を生きる一人ひとりに、「最後まで耐え忍ぶ者は救われ ます」と言われました。私たちは神様を信じたからといって、問題がすべてな くなるわけではありません。苦しみや辛い経験もあります。耐え忍ぶ(忍耐と も言いますけれど)耐え忍ぶとは、「それでもなお、信頼し続ける」ということ なんです。聖書の中には、「主に信頼するものは失望に終わることがない」と書 かれています。終末の時代、主を信頼し続けることは、聖書のことばを信じ、 その約束に生きることなんですね。

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