「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか、岩井基雄です。第三月曜日の今日は、「人を癒やし導き、招くキリスト」の姿をいっしょに考えてみましょう。
　私たちは多くの病を経験しますね。病さえなくなればと願うのですが、病を通して教えられることも少なくありません。すべての主権をもつ神様は、病を癒やすこともお出来になりますが、癒やされない現実の中にも、神様の恵みや招きがあることを心に留めたいと願います。
　キリストがこの地上を歩まれた時代、悪しき霊が人を悩ませ、病を与えることがありました。キリストは悪しき霊を追い出し人を癒やすとともに、その権威を弟子たちにも与えたのです。弟子たちは時に、人を癒やしましたが、どうしても彼らには癒やせない病気の子がいたのです。そのことをキリストに訴えた時、キリストはこう招きました。
　「その子をわたしのところに連れて来なさい」新約聖書マルコの福音書9章19節
　キリストは人々の不信仰さを嘆いたあと、その子をご自身の御元に連れて来るように命じました。そして両親が、心からキリストに信頼することを促したのです。彼らは叫びました。「信じます。不信仰な私をお助けください」と。
　問題を抱える中、不安を抱えたまま神様に信頼するようにとのチャレンジは、私たちにも与えられているのです。どのような状況でも神様に信頼し、自分の抱える問題をキリストのもとに持っていくように、あなたも招かれているのです。キリストはその子から悪しき霊を追い出し、見事にその子を癒やしました。
　後で弟子たちは、なぜ自分たちにはできなかったのかと尋ねます。するとキリストは、「この種のものは、祈りによらなければ」と答えました。この出来事は弟子たちへの招きでもあったのです。彼らには癒やせなかったことを通し、弟子たちもまことの祈りを学ぶよう教えられたのです。
　キリストは私たちが自分たちの何かに信頼することをやめ、神ご自身に信頼し、キリストに自らを委ね、その問題を持って、キリストご自身のもとに来るようにと招いています。キリストはあなたにも、「問題をわたしの所に持ってきなさい。わたしがまことの慰めと平安と、そして勝利を与える」とあなたを招いているのです。
　あなたも、今通っている問題、また病を抱えたまま、キリストのもとに行きませんか。キリストがあなたに本当の慰めを与えるのです。