「世の光」の時間です。お変わりありませんか、岩井基雄です。第二月曜日の今日は、旧約聖書のモーセの生涯から神様の救いと祝福について学んでみましょう。
　神の民イスラエルはエジプトにおいて奴隷状態の苦役を経験しました。しかし神様は、ご自分の民を憐れみ、モーセをリーダーとし、そこから出て行く使命を与えます。けれども、エジプトの王がそれを受け入れるとは到底思えません。しかし、すべての主権を持つ神様はモーセにこう語ったのです。
　「わたしはこの手を伸ばし、エジプトのただ中であらゆる不思議を行い、エジプトを打つ。その後で、彼はあなたがたを去らせる。わたしは、エジプトがこの民に好意を持つようにする。あなたがたが出て行くとき、何も持たずに出て行くことはない。」旧約聖書 出エジプト記3章20節、21節
　神様は大国エジプトを、数々の奇跡を持って打たれ、エジプトで苦役を強いられ、なんの報酬も得られなかった神の民が、エジプトの人々から宝や財宝を受けて出て行くことになるというのです。この後、約束どおり神様は、エジプトを不思議な業の数々で打ち、
多くの偶像の神々に満ちた国で、創造主であり主権者である神様の栄光を現されました。神の民の苦しみをすべてご存じの神は、主権を持って勝利と祝福を民に与えたのです。
　私たちの人生に、どのような苦難やうめきがあろうとも、神様はそのすべてをご存じです。そして神様の主権と祝福は、どんな苦難が満ちる状況でも逆転の勝利を与え、私たちの思いをはるかに超えた祝福と宝を豊かに与えて下さることができるのです。
　神の民が、エジプトの人々から好意を得て、宝を得て出ていくということも不思議な祝福ですね。神様に従いつつ、周りの方々に真実と愛をもって仕えていくこと、そこに、神様の祝福が待っていることを私たちも心に留め、神と人の前に誠実を尽くしたいと願います。
　聖書の言葉「神と人の前に好意を得、聡明であれ。心を尽くして主に拠り頼め。自分の悟りに頼るな。あなたの行く道すべてにおいて、主を知れ。主があなたの進む道をまっすぐにされる。」旧約聖書 箴言3章4節?6節
　どのような苦難があろうとも、あなたとともにいて下さる永遠の神様を信じて、力強く歩みませんか。