エルサレム会議(その一)

出演者
板倉邦雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2020.01.07
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] 使徒の働き 15章
放送日
2020.01.07

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世の光の時間です。いかがお過ごしですか、板倉邦雄です。今日は、「エルサレム会議(その一)」ということでお話ししましょう。使徒の働き15章に入ります。
 さて、エルサレム教会のある人たちが、ユダヤからシリアのアンティオキア教会へ下ってきました。そして、アンティオキア教会の信徒たちを捕まえては、あなた方も旧約聖書のモーセの律法に従って、割礼を受けなければ救われない。水の洗礼だけではだめなのだと説得していました。割礼とは、ユダヤ人のすべての男性が受ける儀式のことです。そこで、パウロやバルナバとエルサレム教会の人々の間で激論となりました。少なからぬ紛糾と論争が生じたのです。パウロとバルナバは、イエス様を信じて洗礼、バプテスマを受けるものは誰でも救われると主張したのはもちろんです。そこで両者が平行線をたどり、らちがあきませんでした。そこでアンティオキア教会は、パウロとバルナバ、そのほか数人の長老たちが、エルサレムに上ることになりました。エルサレム教会にいる使徒ペテロやヤコブ、ヨハネたちやエルサレム教会の長老たちと異邦人が、外国人のことですが、割礼を受けるか受けないかという問題について協議し、決着と神のお心を求めるためでした。
 パウロとバルナバ、アンティオキア教会の代表の長老たちは、教会の信徒たちに見送られて、サマリアを通ってサマリア教会を訪ね、異邦人たちの改宗の様子を詳しく説明すると、すべての兄弟姉妹たちは大いに喜び、主をほめたたえました。サマリア教会はかつて執事のピリポが開拓した教会でしたね。そしてエルサレム教会へ着くと、パウロとバルナバ、そしてアンティオキア教会の長老たちは、教会の信徒たち、また使徒のペテロ、ヤコブ、ヨハネたち、エルサレムの長老たちに迎えられました。そしてエルサレム教会でも、神様がパウロとバルナバと共にいて、働きをなされたことをことごとく報告したのです。
 ところが、厳格なユダヤ教のパリサイ派からキリストへの信仰に入信した人々が立ち上がり、異邦人にも割礼を施し、またモーセの律法を守らせるべきだと主張したのです。続く。

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