私たちを照らす光

出演者
大嶋重徳
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2019.12.26
カテゴリ
人物・人生
放送日
2019.12.26

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 「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。
 クリスマスを終え、一年の最後の週へと向かっていきます。今年の一年は、あなたにとってどのような一年であったでしょうか。
 キリスト教会の礼拝では最後に祝祷があります。最後にこのように祈り、教会に来られた人々を送り出すのです。
「主があなたを祝福し、あなたを守られるように。主があなたに御顔を照らし、あなたに恵みを与えられますように。主が御顔をあなたに向け、あなたに平安を与えられますように。」
 ここで、「主が御顔をあなたに向け、あなたを照らし」といいます。「照らす」というのは文字通り「光の光源がその輝きの中で照らし出す」という意味です。
 ああ、今神様が私を照らし出して下さっている、この光を浴びて私は光の子として生かされている。その祝福を受けて、今日も元気に家に帰ることができる。輝きに満ちた祝福の言葉です。
 この祝福の言葉の背後にあるのは、まさに、「わたしは世の光です。わたしに従う者は闇の中を歩くことがありません。」という、世の光として来て下さった神様の祝福の約束なのです。私たちの現実には、自分自身から見るといつも光だけが見えているわけではないでしょう。若いならば若いなりに、年を重ねたものには年を重ねたなりに闇が覆っているように思います。
 しかし、光となられたキリストと生きる時、私たちの顔にはキリストの光が輝き照らしているのです。その光の輝きが、誰かを照らすことができるのです。それは、自分で気がつくことがなくても、あなたは光となっているのです。それを牧師である私は、祝福の祈りをしながら、前からワクワクしながら見ているのです。いや神様が、あなたの輝く光を見て「大丈夫、今週もあなたはきちんと輝いている」と送り出して下さっているのです。
 この光を浴びるために、神の御顔の光に照らされるために、教会に来ていただきたいと思います。その時あなたの一年は、光にあふれたものとなります。あなたには、まだ見えていないかもしれない。しかし神には見えている確かな光の中に、あなたは立つことができるのです。
 私たちの最後の週に、神の言葉はあなたの一年を光の中で見つめる眼差しを与えてくれます。そのときに、暗いと思っていたあなたの一年が、まったく違った輝きを見せることとなるでしょう。その光を受けて、新しい一年を始める備えをしていただきたいと思います。光り輝く新しい一年を迎えていただくことをお祈りしています。

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