私は世の光です

出演者
福井誠
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • クリスマス

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アップロード日
2019.12.11
カテゴリ
人物・人生
放送日
2019.12.11

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世の光の時間です。いかがお過ごしでしょう。か福井誠です。「継続は力なり」聖書を一日一日と読み進むなら、不思議にも自然に養われていくものがあるものです。今日も聖書を開いてまいりましょう。ヨハネの福音書8章12節から「私は世の光です」と題して、メッセージをお伝えいたします。
「イエスは再び人々に語られた。『わたしは世の光です。わたしに従う者は、決して闇の中を歩むことがなく、いのちの光を持ちます。』」
 今年も、クリスマスが近づいてきましたね。クリスマスは、「イエス・キリストの誕生日」である。だから、喜ばしいというものですが、キリストがどんな方であるか、それを知れば、ますますその喜ばしさを実感できることでしょう。
 そこで今日は、イエスが語られた一つの言葉に注目したいのです。イエスは、「わたしは世の光である」と語られました。その語られた状況を、少しご説明したいと思います。イエスはこのことばを、ある姦淫の現場で捕まえられた女性の裁判の後で語りましたね。 それは、イスラエルでは極刑に値する罪を犯した女性を、イスラエルの掟通りに、「石打ちの刑」に処するかどうかを判断するものでした。
 イエスを囲んだ指導者が、「イエスよ、あなたは憐れみ深い人だというが、その評判通りに、イスラエルの掟を犯してまでもこの女性を許す、甘い裁判をするのか。それとも、イスラエルの掟の通りに処刑を命じて、この女性を見捨てる、辛い裁判をするのか」どちらかと迫ったわけです。
 しかしそれは、真面目に法律を議論するものではなくて、この惨めな女性を利用して、イエスをことばの罠にはめて、教師として失脚させようとたくらむものでした。何とも、そのように人をもてあそぶような社会には、希望がないものですね。
 しかしイエスは、訴える者に対して、「あなたがたのうち、罪のない者がまず石を投げなさい」と人をもてあそぶ、自らの人間性を振り返るように迫り、反省を促し、さらにこの女性には誰も罪に定める人はいないと、新しい人生を歩むように励ましたのです。
 実に、イエスの良心に希望を感じるところですね。まさに「わたしは世の光です」と、イエスが語られたことばに納得するところです。
 このクリスマスの日、人生の難題に光を与えるために来られたキリストを、さらに深く知っていただきたいと思います。では、良き一週を祈ります。

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