苦難の時の神への祈りと信頼

出演者
岩井基雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき

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アップロード日
2019.10.07
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 詩篇 60篇5?12節
[旧約聖書] 詩篇 108篇11?13節
放送日
2019.10.07

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世の光の時間です。お変わりありませんか。岩井基雄です。第一月曜日の今日は、詩篇108篇の後半から「苦難の時の神への祈りと信頼」と題して、神様の恵みに生かされる人生に心を留めてみましょう。
 この詩篇には、ダビデの賛歌という表題が付けられていますが、この後半の部分のダビデの詩篇60篇5節?12節の賛美と祈りが、繰り返されています。ダビデの時代から下ってバビロン捕囚が終わった後、なおも続く苦難のなかで、ダビデの賛美と祈りをなぞるようにして、苦難からの祈りを献げ、神への信頼を深めているのです。
 早速お読みします。「あなたの愛する者たちが助け出されるよう あなたの右の手で救い 私に答えてください。・・・神よ あなたは私たちを拒まれるのですか。神よ あなたはもはや 私たちとともに出陣なさらないのですか。どうか敵から私たちを助けてください。人による救いはむなしいのです。神にあって私たちは力ある働きをします。神こそが 私たちの敵を踏みつけてくださいます。」旧約聖書 詩篇108篇6節、11節?13節
 さまざまな人生の苦難の中で、聖書の言葉を通し、神の民が通った恵みと感謝を思い起こすことはとても重要です。人生の嵐や試練、特に霊的な戦いの中でこそ、過去に受けた神からの恵みや愛は、私たちに慰めと力を与えるからです。苦難の暗闇の中にあっても、詩篇の作者は、自分たちを、神の愛するものと自覚しています。そして神様の、力強い右の御手に信頼し、その手で救い出して欲しいと確信を持って祈るのです。しかし、彼らが通っている苦悩は決して簡単ではありませんでした。
「神よあなたは私たちを拒まれるのですか。神よあなたはもはや私たちとともに出陣なさらないのですか。」との自分の恐れや不安を正直に語るのです。その上でこの作者は、神様への信頼を深め、人による救いは空しいこと。神こそが私たちの敵を踏みつけて下さること。そして自分たちも、神にあってこそ、力ある働きをすることができるのだとの祈りを献げます。
 あなたも、聖書が語る神様の恵みと誠を思い起こし、神様に信頼を置き、正直な祈りを献げてみませんか。

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