主を恐れること、これが知恵である

出演者
福井誠
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき

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アップロード日
2019.10.02
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] ヨブ記 28章28節
放送日
2019.10.02

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世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井誠です。「継続は力なり」聖書を一日一日と読み進むなら、不思議にも自然に養われていくものがあるものです。今日も聖書を開いてまいりましょう。ヨブ記28章28節から「主を恐れること、これが知恵である」と題してメッセージをお伝えいたします。
 「こうして、神は人間に仰せられた。『見よ。主を恐れること、これが知恵であり、悪から遠ざかること、これが悟りである』と。」
 ヨブ記も28章、折り返し地点を越えましたね。今年ずっと、聖書通読を励んでこられた皆さんは、もしかしたら何か以前と違って、神様をより身近に感じるようになったと思われる方もいるでしょうね。「静止の時」という本の著者アンダーソンは、「静止の時」というのは、神が私たちと友として交わることを望んでおられる奇跡であると言っています。実に神様は、私たちを友とし、友だちのように親しく語って下さる、奇跡的なすばらしい時だというのですね。まさに、その通りだと思います。
 ところで、今日の箇所も言ってみれば、私たちはヨブと三人の友人たちとの議論を覗き見しているわけですが、実際にはその議論を踏まえて、神様と語り合っている自分を思うことはないでしょうか。少し、これまでの要点を振り返りますと、ヨブの友人たちは、口を揃えて「悪者は滅びる。悔い改めが肝心」とヨブを教え諭そうとしています。
 ところがヨブは、今自分が直面している問題は、そんなに単純なものではない。というのも、「滅びる危機にあるのは悪者ではなく、契約の民、神に愛されているものだから」と語っているのですね。確かに世の中には、悪を悔い改めれば人生は好転する、新しい人生が開けるのだと単純には言えない現実があるものです。むしろ神様に熱心で、神様を愛し従う道を誠実に歩みながら、突然事故に巻き込まれたかのように、思いがけない不幸に突き落とされることがあるものです。それをどう考えたらよいのか、大切なのは、神のあずかり知らぬ所で、何かが起こることはないのですから、人間の思考的限界を越えた神の御心を信頼しつつ、腑に落ちない思いもすべて神にぶつけて、神との語り合いの時を続けていくことです。では良き一週を祈ります。

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