言い分を聞き入れてやってください
- 出演者
- 福井誠
- 制作
- PBA 太平洋放送協会
- 再生時間
- 5min
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- アップロード日
- 2019.07.03
- カテゴリ
- 人物・人生
- 聖書箇所
-
[旧約聖書] 歴代誌第二 6章35節
- 放送日
- 2019.07.03
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井誠です。「継続は力なり」聖書を一日一日と読み進むなら、不思議にも自然に養われていくものがあるものです。今日も聖書を開いてまいりましょう。歴代誌第二 6章35節から「言い分を聞き入れてやって下さい」と題してメッセージをお伝えいたします。
「天から彼らの祈りと願いを聞いて、彼らの言い分を聞き入れてやってください。」今日の箇所は、イスラエルの偉大なソロモン王が神のために神殿を建てあげ、その奉献式を行っているところです。奉献式の際の詳細な祈りが収録されています。まず開口一番にソロモンはこう語りました。「主は黒雲。(黒い雲と書きますが)黒雲の中に住む。」それは当時のイスラエル人の間には、よく使われたフレーズだったのでしょう。つまり黒雲と訳された言葉は、ヘブル語で「アラーフェル」。それは雲が厚く重なった暗さをイメージし、イスラエルの人々には特別な体験を思い起こさせる言葉でした。つまりかつて、イスラエルの民は、奴隷として虐げられたエジプトから脱出し、約束の地カナンに戻る前に、シナイ山に立ち寄ったことがあります。そのとき彼らは、シナイ山を覆う黒雲の中に、自分たちを救い出した神の臨在を体験したのです。実に神は近づきがたい恐れ多い方でありつつも、私たちの側に臨在され、祝されることを、彼らは知り、それを子々孫々に伝えてきたわけですね。
そこでソロモンは、まず、かつてシナイ山でイスラエル人が体験したように、今日この神殿にも迫力を持って、神様が紛れもなく臨在して下さるようにと願ったわけです。そしてソロモンは、続けて神様が四つの機会に応答して下さるようにと、神を代表して取りなしの祈りを捧げています。
一つは、人が罪を犯し苦しむ時、また自らの落ち度に寄らぬ天災などに苦しめられる時、さらに人が敵と遭遇しチャレンジを受ける時、そして最後に、敵に敗れ苦しむ時。つまり、あらゆる機会に、神殿に臨在される主を信頼し祈るならば、それに応じて下さるようにということです。実に、この神殿の機能は、今日の教会に受け継がれていると言えるでしょう。イエスは、「神の家は祈りの家と呼ばれる」と言いました。神が臨在し、神が私たちの祈りに応じられる教会があるのですから、その教会へ行きたいものですね。では良き一週を祈ります。
「天から彼らの祈りと願いを聞いて、彼らの言い分を聞き入れてやってください。」今日の箇所は、イスラエルの偉大なソロモン王が神のために神殿を建てあげ、その奉献式を行っているところです。奉献式の際の詳細な祈りが収録されています。まず開口一番にソロモンはこう語りました。「主は黒雲。(黒い雲と書きますが)黒雲の中に住む。」それは当時のイスラエル人の間には、よく使われたフレーズだったのでしょう。つまり黒雲と訳された言葉は、ヘブル語で「アラーフェル」。それは雲が厚く重なった暗さをイメージし、イスラエルの人々には特別な体験を思い起こさせる言葉でした。つまりかつて、イスラエルの民は、奴隷として虐げられたエジプトから脱出し、約束の地カナンに戻る前に、シナイ山に立ち寄ったことがあります。そのとき彼らは、シナイ山を覆う黒雲の中に、自分たちを救い出した神の臨在を体験したのです。実に神は近づきがたい恐れ多い方でありつつも、私たちの側に臨在され、祝されることを、彼らは知り、それを子々孫々に伝えてきたわけですね。
そこでソロモンは、まず、かつてシナイ山でイスラエル人が体験したように、今日この神殿にも迫力を持って、神様が紛れもなく臨在して下さるようにと願ったわけです。そしてソロモンは、続けて神様が四つの機会に応答して下さるようにと、神を代表して取りなしの祈りを捧げています。
一つは、人が罪を犯し苦しむ時、また自らの落ち度に寄らぬ天災などに苦しめられる時、さらに人が敵と遭遇しチャレンジを受ける時、そして最後に、敵に敗れ苦しむ時。つまり、あらゆる機会に、神殿に臨在される主を信頼し祈るならば、それに応じて下さるようにということです。実に、この神殿の機能は、今日の教会に受け継がれていると言えるでしょう。イエスは、「神の家は祈りの家と呼ばれる」と言いました。神が臨在し、神が私たちの祈りに応じられる教会があるのですから、その教会へ行きたいものですね。では良き一週を祈ります。
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