神にはできる

出演者
関根弘興
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2019.06.14
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ヨハネの福音書 3章16節
放送日
2019.06.14

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世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。関根弘興です。
 新約聖書の福音書の中に、イエス・キリストのもとに、ある金持ちの役人がやってきたことが記されています。彼はユダヤ社会の若きリーダーの一人でした。その役人がイエス様に、「私は何をしたら、永遠のいのちを自分のものとして受けることができるでしょうか。」と質問してきたのです。自分が何かを行うことによって、永遠のいのちを受けようとしていたこの人に、イエス様は「あなたの持ち物を、全部売り払い、貧しい人々に分けてやりなさい。そうすれば、あなたは天に宝を積むことになります。そのうえで私についてきなさい。」と言われました。すると彼は悲しみ、去っていってしまったんですね。
 そこでイエス様は弟子たちに、「富を持つ者が神の国に入るのは、なんと難しいことでしょう。金持ちが神の国に入るよりは、らくだが針の穴を通るほうが易しいのです。」と言われたのです。これを聞いた弟子たちは大変驚きました。
 ここでイエス様は、裕福なことが悪いとか、金持ちではいけないとかおっしゃっているのではありません。この世の富によって永遠のいのちを買うことはできませんし、かえって富に執着してしまったり、富がまるで万能であるかのように錯覚してしまい、それが私たちを縛り苦しめることになるということ警告なさっているんですね。しかし、イエス様のこの言葉を聞いた弟子たちはなかなか理解することができませんでした。当時、お金持ちは神様の祝福を受けているはずなのに、その金持ちが神の国に入るのが難しいなら、誰が一体、神の国に入ることができるのだろうか。誰が一体、救われることができるんだろうかと考えたわけです。するとイエス様はこう言われました。「人にはできないことが神にはできるのです」と。
 今日、この言葉をぜひ覚えていただきたいんですね。これが福音だからです。永遠のいのちを自分の力で得ることは、どんなことをしても人にはできません。でも、神様はすべての人に永遠のいのちを与えることができるお方なんですね。
 聖書ヨハネの福音書3章16節にはこう記されています。「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」と。人にはできないことが神にはできる。これが福音なんですね。

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