十字架を目撃した弟子ヨハネ、そしてわたしも…

出演者
大嶋重徳
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • イースター

もっと詳しく見る

アップロード日
2019.04.18
カテゴリ
人物・人生
放送日
2019.04.18

いいね登録

     登録数:0

いいねリストを見る

世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。
 さあ、今月はイースターを迎える1ヶ月過ごしています。聖書には、イエス・キリストの十字架について、それを目撃した者が証をしているのである。その証は真実である。その人が、あなた方にも信じさせるために真実を話すと言うことを、よく知っているのであると記します。
 では、キリストの十字架を目撃した者は、何をそこで目にしたのでしょうか。それはキリストの十字架の死の光景でした。イエス・キリストは十字架の上で、本来、私たちが受けなければならない罪の裁きを、身代わりに受けてくださったのです。そして、十字架の上でイエス・キリストは叫ばれました。「完了した」と。「あなたの罪の裁きは完了したよ。あなたが罪に苦しむ人生から、罪赦され、喜びに満ちた人生を始めるための十字架は完了したよ。」私たちは自分で自分の罪をどうすることもできません。私は自分の罪深さの現実に何度も幻滅し続けました。今もまたそうです。いい人になりたいと思っても、優しい父親になりたいと思っても、自分の中に生まれてくる自己中心の思い、傲慢な思い、人への妬み、自分の口からでるのは愛の言葉ではなく、人を傷つける言葉ばかりです。
 私はありのままのあなたが素晴らしいというブームが苦手というか、嫌いなんです。ありのままの私は、何にも素晴らしくなんかありません。どこまでもどこまでも罪人なんです。聖書はその人間の罪に、目をつぶらずにはっきりと語ります。「あなたは罪人だ」と。この聖書の潔さに、私はほっとしたことがありました。「聖書の神様は、私の醜さ、弱さを知っていてくれるんだな。この神様の前でいい格好をしても、すべてがばれているんだな」とほっとしたんです。そして、その罪人の私を、神様は見捨てることをしませんでした。自分の罪を解決することができないからこそ、神様が解決しようとしてくださったのです。「完了したよ。あなたの罪の赦しは完了したよ。もういい人のふりをして、自分を苦しめなくても良いのだ。」神様はそう語りかけてくださるのです。
 私もまたキリストの十字架の目撃者の一人です。もちろん二千年前の十字架の場所にいたわけではありません。しかし、この十字架の愛と赦しを受けた目撃者なのです。赦しの完了した自分が、ラジオでこの証をしているのです。あなたもこの目撃者に加わりたいと願う時、「完了した」という声が、十字架の上からあなたのもとへ聞こえてくるのです。

コメント

番組に対するコメントはまだありません。ぜひ感想をお願いいたします。

コメントを投稿する

お問い合わせ