ルカの福音書54-自慢の我が子

出演者
大嶋重徳
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき

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アップロード日
2021.03.15
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 3章
放送日
2021.03.15

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 「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。ルカ福音書を順番に読んでいます。ルカ福音書3章では、イエス様がバプテスマを受けられた時のことが記されています。
 その時、天が開け、聖霊が鳩のような形をしてイエス様の上に下られました。そして天から、声が聞こえてきました。「あなたは、わたしの愛する子、わたしはあなたを喜ぶ。」
 神様は、ご自分のひとり子であるイエス様に、「あなたは、わたしの愛する子、わたしはあなたを喜ぶ。」と、大勢の人が集まっている中で、「わたしはあなたを喜んでいる」とイエス様のことを言われたのです。
 教会で子育て中のお母さんたちを中心に、先輩お母さんと子育てについて、聖書から学び、分かち合うという時間を持っています。そこで以前、私は、「自慢のわが子」というテーマでお話しをしました。私たち親は、「お子さんは本当にいい子ですね」と言われると、「いやいやいや、家ではもう大変で!」「そんなことないですよ。」と言いがちです。
 しかし、海外から来られたあるご家族に、「いい子ですね」と言うと、「私の誇りなんですよ」と言われたことが印象に残っています。「この子は、私の自慢のわが子なんです。」と、それを聞いて「いいなぁ」と思いました。そして一緒にいるその子も、「まぁね!」という顔をしている。あぁ、こうやって自分に自信を持っていくのだなと思ったのです。
 イエス様を信じて、イエス様と共に歩む私たちは、神の家族とされた。そして今日も、神様は、「あなたは私の愛する子」と言って下さるのです。神を信じ救われるとは、神の子とされることです。神様から離れて生きてきたのに、神様のもとに戻ってくる時、どれだけ罪に汚れていたとしても、駆け寄ってきて抱きしめて下さるのです。そして、「あなたは自慢のわが子なんだよ。わたしはあなたを誇りに思っている。」と、神様は私たちの存在を、多くの人の前で喜んで下さるのです。そこで、私たちは失っていた自信を取り戻すことができるのです。
 人からどれだけ失望されていたとしても、神様は私の存在を、あなたの存在を喜んで下さる。この神の子とされた事実がある限り、私たちは、もう人の目を恐れることはありません。家族のために朝食を作る。仕事をする。静かなこの朝を、胸を張って生きることができるのです。

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