「世の光」の時間です。お元気ですか。岩井基雄です。今日は、詩篇119篇の二回目として、「人生の歩みが守られる秘訣」を心にとめてみましょう。　
　人生には、様々な葛藤や誘惑があり、いろいろな失敗を私たちは経験しますね。失敗からも多くのことを学んできました。しかし、取り返しのつかないあやまちも、他の人に与えてしまった深い心の傷もあるのではないでしょうか。私たちはどのようにして、自分の人生を清く保つことができるでしょうか。今日の詩篇には、その秘訣が記されています。お読みします。
　「どのようにして若い人は　自分の道を清く保つことができるでしょうか。あなたのみことばのとおりに　道を守ることです。私は心を尽くしてあなたを求めています。どうか　あなたの仰せから　私が迷い出ないようにしてください。私はあなたのみことばを心に蓄えます。」旧約聖書 詩篇119篇9節～11節
　機械が壊れる時、私たちは説明書を読み、道で迷った時、地図を見ます。神の愛によって造られた私たちにとって、神のことばである聖書は、私たちの人生の地図であり、心の糧、力なのです。神のことばである、聖書のみことばを心に蓄え、それに生かされることこそ、人生の旅路を歩むかぎであり、力だと、この詩篇の作者は語ります。
　アメリカの初代大統領ワシントンも「神と聖書なしに、この世を正しく統治することは不可能である」と語り、16代のリンカーンも、「聖書はこれまでに神がくださった最上のギフトである」と語りました。それは、私たちを清さへと導く神の愛こそ、挫折や失敗を通る私たちに、あわれみと恵みを与えるからだとも言えるでしょう。
　聖書には、神の愛と知恵、そしてあわれみと恵みが満ちているからです。この神の恵みと愛に励まされてこそ、私たちは生きる力を得るのです。今も生きていて、私たちを愛してくださっている神のことばは、試練や悲しみの中を生きるあなたにも、力と勇気と知恵を与え、あなたの人生を豊かに祝福するのです。あなたも、神のことばである聖書、そのことばを心に深く受けとめ、神の愛と平安に生かされていく人生を歩み続けていきませんか。
　聖書のことば「私はあなたのおきてを喜びとしあなたのみことばを忘れません。」詩篇119篇16節