クリスマスSp ヨセフのクリスマス

出演者
山本陽一郎
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • クリスマス

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アップロード日
2020.12.22
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] マタイの福音書 1章20、21節
放送日
2020.12.22

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 世の光の時間です。いかがお過ごしですか、山本陽一郎です。先週から、クリスマススペシャルをお送りしています。クリスマスは、イエス・キリストがお生まれになったことを記念する日。そこで今週は、イエス・キリストの誕生にまつわる人々についてお話ししています。
 誰にも話せない悩みで苦しんだ経験は、あなたにはありますか。ヨセフという人は、人知れず深く悩みました。しかしそれを乗り越え、この世界が救い主を迎えるための、大きな決断をしたのです。ヨセフは、マリアと婚約をしていました。二人は若く、まだ一緒になる前で、ヨセフはマリアに触れてもいませんでした。なのに自分の知らない間に、彼女が妊娠したという事実を知ります。寝耳に水です。律法の決まりでは、離婚の理由となる事態です。ヨセフは葛藤し、悩み中で思いました。マリアがさらし者にならないよう、内密に結婚を解消しようと。彼女を守るため、自分から身を引こうとしたのです。
 しかし、そこに神が介入されました。夢を通して、主の使いがヨセフに語りかけた言葉が、マタイの福音書1章20節、21節に書かれています。
「ダビデの子ヨセフよ、恐れずにマリアをあなたの妻として迎えなさい。その胎に宿っている子は聖霊によるのです。マリアは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。この方がご自分の民をその罪からお救いになるのです。」
 この言葉が、どんなにヨセフを支え、力づけたことでしょうか。神は恐れずにと語りかけ、マリアを妻として迎えなさいと励まされました。さらに彼女の懐妊は、誰かとの関係によるのではなく、神の計画によることを明らかにされたのでした。ヨセフはこれを信じました。イエスを身ごもったマリアを妻として迎えることを決断したのです。
 さまざまな出来事の中で、悩み揺れ動く私たち。ヨセフも私たちも、それぞれ懸命に生きています。今こそ、恐れずにと語りかける神が共にいて下さることを信じましょう。神の言葉は、人を生かします。勇気を与えます。そして、神の言葉に力を受けて私たちが踏み出す一歩は、神のご計画の中で大きく用いられていくのです。今年のクリスマス、あなたもそのメッセージに心を傾けてみませんか。

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