惜別の言葉-3

出演者
板倉邦雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2020.10.27
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] 使徒の働き 20章
放送日
2020.10.27

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 世の光の時間です。いかがお過ごしですか、板倉邦雄です。今日は「惜別の言葉 その三」をお話ししましょう。
 いよいよパウロの惜別の言葉の中心点に入ります。エペソの教会の長老たちへの勧めの言葉です。使徒の働き20章の続きです。
「どうか、あなたがた自身に気をつけ、また、すべての群に気をくばっていただきたい。なぜなら聖霊は、神が御子イエスの血であがない取られた神の教会を牧させるために、あなたがたをその群の監督にお立てになったのです。」
 ここでパウロは、エペソの教会の長老たちにいくつかのことを勧めました。第一に、自分自身に気をつけることです。長老は、キリストの教会に聖霊によって立てられた、監督という指導的立場にあります。羊の群である信徒に対し、権力を振るったり、利得のために信徒を利用してはならないのです。
 第二に、何よりも神の羊の群れに気を配って、世話をすることです。長老たちは牧師とともに、神の羊たちの世話をする羊飼いだからです。
 第三に、神の羊の群れ、信徒たちは、神が御子イエス・キリストの血で買い戻し身請けしてくださった、神ご自身のものとしてくださった大事な人々だからです。
 さらにパウロは続けて語りました。「わたしが去った後、凶暴なおおかみたちが、あなたがたの中にはいり込んできて、容赦なく羊の群れを荒らすようになることを、わたしは知っています。また、あなたがた自身の中から、いろいろ曲がったことを言って、信者たちを自分の方に、ひっぱり込もうとする者が起こるであろう。だから、目をさましていなさい。そして、わたしが三年の間、夜も昼も涙をもって、あなたがたひとりびとりを絶えずさとしてきたことを、忘れないでほしい。目をさましているように」とすすめました。
 外部から羊の皮を被ったおおかみたちが、教会に侵入してきて、信徒たち、羊を傷つけ、荒らしまわるからです。また内部からは、長老たちの指導者たちが派閥を作り出して、信徒を自分の意見ややり方に引っ張り込んで、分裂騒ぎを起こすからでしょう。ですから、神の教会の指導者である牧師や長老たちは、大牧者であるキリストの声と言葉に従わなくてはならないのです。そして神の羊の模範者となるべきなのです。

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