今、私はヤコブを回復させる

出演者
福井誠
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき

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アップロード日
2020.10.13
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] エゼキエル書 39章25節
放送日
2020.10.13

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 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井誠です。「継続は力なり」聖書を一日一日と読み進むなら、不思議にも自然に養われるものがあります。今日も聖書を開いてまいりましょう。今日は、エゼキエル書39章25節から、「今、私はヤコブを回復させる」と題してメッセージをお伝えいたします。
 「今、わたしはヤコブを回復させ、イスラエルの全家をあわれむ。これは、わが聖なる名への、わたしのねたみによる。」
 今日は、昨日の続きです。39章からです。内容的には38章の続きで繰り返しです。そこで少し昨日の振り返りをしますと、昨日は信仰者の究極的な勝利が約束されているお話をいたしました。しかし、勝利が究極的なこと、つまり終末の時代のお話しであるなら、それはあまりにも気の長いお話で、あまり興味もないという方もいるかもしれませんね。けれども、メッセージが二重の性格を持っていることに、注意する必要があるでしょう。つまり預言書は、遠い未来について語っているのみならず、今の私たちの生活にも深く関わる内容をもって語られているのです。
 実際、当時のイスラエルの人々が、これをどのように読んだのかを考えてみましょう。彼らは、バビロンに国を滅ぼされ、イスラエルの神は無力だと嘲笑される現実に直面していました。しかし国が破れても、神が敗れることはありません。神は、木や石でできた偶像とは違うのです。そこでエゼキエルは、マゴグという国と、ゴグの王という象徴的なエピソードを使いながら、イスラエルが滅びたのは神が弱いからではなく、イスラエルの人々が罪深かったためであったと語ります。つまり、イスラエルの神は、敵の神に負けるような方ではなくて、ただ背を向けて悪を行うイスラエルに、敵を起こして裁かれる、力のあるお方だというのです。
 また神は、正しいことをするだけのお方ではなく、愛とあわれみに満ちたお方なので、悔い改めるならば、ご自分の民を、その敗北の中から回復して下さるといいます。
 エゼキエルは当時の人々に、そして今の私たちにも、悔い改めの機会と回復の希望を与えようとしたのです。神が与えて下さるセカンドチャンスをしっかりつかまえて、逆転の人生を歩ませていただきたいものです。では良き一日を祈ります。

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