パリサイ人へのイエスの厳しい言葉

出演者
羽鳥頼和
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2020.07.25
カテゴリ
人物・人生
放送日
2020.07.25

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 「世の光」の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。イエスが語られることばは、優しく愛に満ち溢れています。しかし時々、それは厳し過ぎるのではないかと思うことを言われることもあります。今日も先週に引き続き、イエスの厳しいことばを聞きたいと思います。
 イエスは、厳しいことばを語ることによって、人の「罪」を明らかにされました。イエスが、一人のパリサイ人から食事に招かれました。イエスは彼の家に入り、食卓につかれました。その時、食事の前の「きよめの儀式」をしないイエスを見て、パリサイ人は驚きました。
 「きよめの儀式」とは、清潔にするための手洗いではなく、宗教儀式の一つでした。イエスは、そのパリサイ人に厳しいことばを言われました。「あなたがたパリサイ人は、杯や皿の外側はきよめるが、その内側は強欲と邪悪で満ちています。」
 招いてくれた人に対して、「強欲で邪悪だ」とは、厳しいというより失礼なことばのように思います。しかしイエスは、権威あるお方として、人付き合いよりも、パリサイ人たちに偽善の罪を教えられたのです。さらにイエスは、厳しいことばをパリサイ人たちに語られました。
 「愚かな者たち。外側を造られた方は、内側も造られたのではありませんか。とにかく、内にあるものを施しに用いなさい。そうすれば、すべてがきよいものとなります。」
 外側と内側を造られた方とは、創造主である神のことです。パリサイ人は、外側をきれいに見せようとするだけで、内側をきよくしていないというのです。「内にあるものを施しに用いなさい」とは、「愛によって人に施しなさい」ということでしょう。
 このパリサイ人は、人によく見られるために「肉の糧」と「人との交わり」を与えました。それに対してイエスは、もっとすばらしい「いのちの糧」と「神との交わり」を与えてくださるお方です。

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