イエスについていくということ

出演者
羽鳥頼和
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2020.07.18
カテゴリ
人物・人生
放送日
2020.07.18

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 「世の光」の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。
 イエスが語られることばは、優しく愛に満ち溢れています。しかしイエスは時々、それは厳し過ぎるのではないかと思うようなことを言われることもあります。今日は「イエスの厳しいことば」を聞きたいと思います。
 イエスは、ご自分が十字架で殺されることを覚悟して、エルサレムに向かって歩み始められました。このとき、イエス自身は、大きな決意を持ってエルサレムに向かって歩みを始められました。しかし弟子たちは、イエスが苦しみを受けるなどとは、まったく思っていませんでした。むし「英雄」であるイエスとともに、エルサレムに行くことを誇らしく思い、喜んでいました。そのような中で、イエスは弟子たちに厳しいことばを語られました。
 まず、「どこにでもついて行きます」という弟子に、「人の子には枕するところもありません。」と、イエスについて行くなら、過酷な状況になることを教えられました。
 次に「父を葬ってから従います。」という弟子には、「あなたは神の国を言い広めなさい。」と言い、そして「家族に別れを告げさせてください。」と言う弟子には、「神の国にふさわしくありません。」と言いました。
 この二つのことばは、神の国の福音を宣べ伝えるために、家族のことを捨てなさいと言っているように聞こえます。しかしイエスはずっと、「両親を敬うように」教えておられました。ですから、「自分の親を捨てなさい」と命じているのではありません。
 ここでイエスが教えようとされていることは、イエスの弟子となって、人々に福音を宣べ伝えるには覚悟が必要であるということだったのです。弟子の一人のペテロは、すべてを捨ててイエスに従いました。するとイエスは、ペテロの家に行かれました。そしてペテロの家族はイエスを信じたのです。イエスのことばを思い出します。
 「まず神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはすべて、それに加えて与えられます。」すべてを捨てて主に従うとき、主はその人にすべてを与えてくださいます。

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