先の事は思い出されない

出演者
福井誠
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2020.07.08
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] イザヤ書 65章
放送日
2020.07.08

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井誠です。「継続は力 なり」聖書を一日一日と読み進むなら、不思議にも自然に養われるものがあり ます。今日も聖書を開いてまいりましょう。今日は、イザヤ書 65 章 17 節から 「先のことは思い出されない」と題してメッセージをお伝えいたします。
「見よ、 わたしは新しい天と新しい地を創造する。先のことは思い出されず、 心に上ることもない。」
このイザヤ書を一緒に通読されてきた方は、ついに明日で、イザヤ書 66 章を 完読というところまできましたね。私は、読みが不完全であっても読み続ける こと、そして教えられたことを心に留めて実行していくこと、これが、聖書の 読みを深めていくと思っています。ぜひ続けて、今週はエレミヤ書の完読にチ ャレンジしたいところですね。
さて、イザヤ書の終りに 63 章?64 章には、長いイザヤの祈りが収録されて います。それは、イスラエルの罪をお怒りになる神に対して、神の愛に訴えて、 赦しと救いを求めるとりなしの祈りになっています。65 章は、その祈りに対す る神の答えですね。今日お読みしたのは、神の答えに当たる部分です。神は言 います。
「わたしは怒りを静め、もうイスラエルの民がした悪事をみな忘れる」と。
「愛は忘れることである」と語った人がいます。愛は、人のした悪事をいつ までもねちねち覚えていたりはしません。もうさっぱり忘れて、そして新しい 関係を作ろうとするものです。実際神は、非常に前向きで、神がこれから与え られるものを楽しみ喜ぶようにと語っていますね。神の愛は偉大だと言わなく てはなりません。
人生、物事がうまくいかないと、自分の能力のなさを嘆いて責めたり、ある いは神に呪われているのだと、目に見えない神のせいにしたり、前向きになれ ないでいることはあるものです。
しかしそれは考えてみると、一人相撲のようなものです。少なくとも聖書を 読むと、神はあなたを呪うことはありません。神は、いつでもあなたの過去よ りも、新しい人生に関心を向け、助けようとしておられます。神は祝福の神な のです。では良き一週を祈ります。

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