苦悩の中での祈り

出演者
岩井基雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 孤独や悲しみを覚えるとき

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アップロード日
2020.07.06
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 詩篇 116篇3?6節
放送日
2020.07.06

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「世の光」の時間です。お変わりありませんか、岩井基雄です。第一月曜日 の今日は、詩篇 116 篇の前半から「苦難の中での祈り」に心を留めてみましょ う。
この詩篇は、死の不安や絶望的な苦悩から救い出された作者の感謝の歌です。 詩人の苦しみは、重い病だったようです。病は私たちの身体だけではなく、心 にも生活にも大きな影響を与えますね。この詩篇作者は重い病の中で、神への 祈りを忘れませんでした。困難の中でこそ、神に信頼して祈ったのです。苦悩 の呻きの中で神に向かう祈りの特権は、私たちすべてに与えられているのです。 今日の詩篇をお読みします。
「死の綱が私を取り巻き よみの恐怖が私を襲い 私は苦しみと悲しみの中に あった。そのとき 私は主の御名を呼び求めた。『主よ どうか私のいのちを助け 出してください。』 主は情け深く 正しい。まことに 私たちの神はあわれみ深 い。主は浅はかな者をも守られる。私がおとしめられたとき 私を救ってくださ った」旧約聖書 詩篇 116 篇 3 節?6 節
作者は、死の綱やよみの恐怖が自分を襲う、深い苦しみと悲しみの只中で、 神に信頼して祈り、そして神よりの不思議な助けと癒しを経験しました。深い 悲しみの中で主の憐れみの深みを経験し、主の力強い守りを経験したのです。
神様は、私たちが病や悲しみ、呻きや痛みを通ることをあえて許され、チャ レンジとして与えられます。しかし、そのすべてが神の愛に基づいた「招き」 であることを忘れてはなりません。神は愛の御手をもって私たちを支え、招き 続けているのです。この作者は、そのことを覚えつつ、自らにも「主のもとに 行くように」と語りかけ、こう続けています。
「私のたましいよ おまえの全きいこいに戻れ。主が おまえに良くしてくだ さったのだから。まことに あなたは 私のたましいを死から 私の目を涙から私 の足をつまずきから救い出してくださいました。」詩篇 116 篇 7 節?8 節
私たちも、今の状況の中にある神の愛の招きに応じて、神が用意してくださ っている魂の憩い、涙を拭い救い出してくださる主の助けを受けるべく、神と もとに行きたいと思います。

コメント

水口栄一
私は毎日、主の祈りをさせて頂いています。だからこの記事はひじょうに参考になりました。深い味わいがあり、ダイヤモンドのように光っています。素晴らしいと思います。ありがとうございました。

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