歴史に神のみわざを見る
- 出演者
- 羽鳥頼和
- 制作
- PBA 太平洋放送協会
- 再生時間
- 5min
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- アップロード日
- 2020.03.28
- カテゴリ
- 人物・人生
- 聖書箇所
-
[旧約聖書] 詩篇 78篇
- 放送日
- 2020.03.28
「世の光」の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。今日は、歴史に ついてお話ししたいと思います。 テレビなどでは、時代もの、歴史ものが人気です。歴史を趣味とする人は多いと思います。私も 小学生の頃から歴史が好きで、大学の文学部の史学科に籍を置いていました。ところで、歴史を 知る、学ぶことにどんな意義があるのでしょうか。聖書からそのことをお話しする前に、かつて の西ドイツの大統領であったヴァイツゼッカーの語ったことをまず紹介したいと思います。 ヴァイツゼッカーがドイツの敗戦40周年にあたって、連邦議会で演説しました。そこで彼は、 ナチスのユダヤ人大虐殺のことに触れてこのように語りました。「ユダヤ民族は今も心に刻み、 これからも常に心に刻み続けるでしょう。われわれは人間として、心からの和解を求めておりま す。」 そして彼は続けて語りました。「心に刻むというのは、歴史における神の御業を目の当たりに することです。これこそが救いの信仰の源です。この経験こそ、希望を生み出し、和解への信仰を 生み出すものです。神の御業の経験を忘れるものは信仰を失います。」 ユダヤ人やヴァイツゼッカーの、「このような歴史を心に刻む」という考えは、実は聖書に見 られるものです。旧約聖書の詩篇78篇には、エジプトで奴隷だったイスラエルの民を、神が解放 し、荒野の旅を守り、約束の地に導き入れて下さった、出エジプトの出来事が語られています。こ の出エジプトの出来事が語られる前に、神は歴史を語り伝える理由を教えておられます。それは、 「彼らが皆、神に信頼し、神のなさったことを忘れずに、神の命令を守るためである。」 実は聖書はその全体を通して、すべての人にキリストの十字架による救いを語っています。この キリストの十字架こそ、私たちが知るべき歴史的出来事です。 明日は日曜日です。神のなさったキリストの十字架による救いを知るために、お近くのキリスト 教会にいらして下さい。
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