皆に仕える者になりなさい

出演者
岩井基雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2020.03.16
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] マルコの福音書 9章35節
放送日
2020.03.16

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「世の光」の時間です。お変わりありませんか、岩井基雄です。第三週の月曜日の今日は、マル コの福音書から「へりくだり他の人に仕える祝福」をご一緒に考えてみましょう。 キリストの弟子たちがよく語り合っていた話題は、「だれが一番偉いか」というものでした。 キリストの評判が高まるにつれて、弟子たちは特別意識を持ち、来たる神の国における自らの地 位を考えていたのでしょうか。キリストはご自分が人々の手に引き渡され、殺されるという受難 と、殺されて三日後によみがえるという勝利を、弟子たちに伝えはじめていらっしゃったのです が、「誰が一番偉いか」との思いで膨れ上がっていた彼らの高慢な心には、まったく届かなかっ たのです。彼らの思いをすべてご存じのキリストは、弟子たちを呼ばれてこう語りました。 「『だれでも先頭に立ちたいと思う者は、皆の後になり、皆に仕える者になりなさい。』それ から、イエスは一人の子どもの手を取って、彼らの真ん中に立たせ、腕に抱いて彼らに言われた。 『だれでも、このような子どもたちの一人を、わたしの名のゆえに受け入れる人は、わたしを受 け入れるのです。』」新約聖書マルコの福音書9章35節?37節 人の先頭に立ちたい彼らにキリストは、皆の後になり、皆に仕える者になるようにと、真の弟 子の姿として、謙遜と他の人に仕えていく使命を教えました。それこそがキリストの弟子にふさわ しい姿、すなわち、「自分を捨て、自分の十字架を負い、そしてキリストに従う」という道だっ たからです。 そして当時の社会では、何もできず無価値だと考えられていた小さな子どもを腕に抱き寄せ、 神の国における尊い価値と、キリストにあって、このような小さな存在を受け入れることの祝福 を伝えたのです。水が高いところから低いところへと流れくだるように、弱く小さな存在よりも なお低く、自らの傲慢さも愚かさも認め、悔い改め、神様の前にへりくだる者にこそ、神様の愛 と祝福は豊かに豊かに注がれていくのです。それは神様のあり方を捨てて人となり、罪人である 私たちに徹底して仕えて下さった、キリストの愛の姿を土台とした招きでもありました。 私たちもまた、キリストの姿に倣い、へりくだり、皆に仕え、小さな存在をも受け入れ、寄り 添い続ける者とさせていただきたいと願います。キリストはあなたを用いて下さいます。

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