ルカの福音書 11-ザカリヤ

出演者
大嶋重徳
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2020.03.12
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 1章11節
放送日
2020.03.12

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。
ルカ福音書一章を順番に読んでいます。今日の箇所には「ザカリヤ」という 人が出てきます。「神が覚えている」という名前の人です。
祭司のザカリヤにエルサレムにある神殿で香を焚く仕事が回ってきました。 この日ザカリヤは緊張し、興奮もしていたでしょう。また神殿での祭司の儀式 は、決まった通りにしないといけません。失敗があってはいけないのです。さ らにザカリヤは、神殿の一番奥で神様の前に出ているという緊張感もありまし た。しかも外では大勢の人が祈っていました。これらの人たちに、この儀式を 滞りなく終えて、無事に香を焚くことができたことを知らせないといけない。 ところがこの日、その手順通りにいかなかったのです。
1 章 11 節「ところが、主の使いが彼に現れて、香壇の右に立った。」ザカリ ヤが目を向けると、神殿の香を焚く壇の右に主の使いが現れました。「こんなこ とを先輩の祭司から聞いたこともない・・・」ザカリヤは不安を覚え、恐怖に 襲われたとあります。
ここで現れた主の使いは、天使ガブリエルです。天使ガブリエルは、旧約聖 書にかつて出てきた時以来、500 年の沈黙を破って現れました。しかしザカリ ヤが集中していたことは、落ち度なく香を焚くことでした。神様の突然の介入 によって、ザカリヤの心は乱されたのです。「ザカリヤの予定が狂った」神殿の 外にいる周りの人たちも、ザカリヤが神殿であまりに手間取るので、不思議に 思ってざわざわしてきました。
私たちの人生にも、突如起こる神様からの邪魔かとすら思える神様の介入が あることがあります。突如予定したことが狂わされる。しかし自分には自分の 計画があるのです。大切な予定、人生の進路、計画があります。しかし、そこ に変化を求められる。家族の問題、仕事の問題、健康の心配が起こってくるこ とがあります。あなたの予定や計画が狂わされた出来事、そこには神様の介入 があります。しかし私たちは、なぜ神様が介入されたのか、その目的は最初は 何なのかがよくわかりません。不思議で意味もわからない出来事に思えます。 しかし神様の側では、あなたの祈りを覚えていると神の答えがあるのです。
今日あなたが予定していることを越えて、神様があなたの願いを叶えるため に介入されることがあるでしょう。その時を今日、じっと待っていただきたい と思います。

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