福音のために

出演者
板倉邦雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

もっと詳しく見る

アップロード日
2020.03.10
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] 使徒の働き 16章
[新約聖書] コリント人への手紙第一 9章22、23節
放送日
2020.03.10

いいね登録

     登録数:0

いいねリストを見る

「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか、板倉邦雄です。 今日は「福音のために」という題でお話ししましょう。 伝道者パウロは手紙の中でこう言っています。「私はすべての人に、すべての
ものとなりました。何とかして何人かでも救うためです。私は福音のためにあ らゆることをしています。」今日は使徒の働き 16 章に入ります。
さて、パウロとシラスの第二回の伝道旅行チームはシリアのアンティオキア 教会を出発し、陸路を通ってデルベへ行き、次にリステラへ行きました。リス テラはバルナバとの第一回の伝道旅行で、パウロが石打ちの刑に遭い、死にそ うになった、忘れることのできない町でしたね。
そのリステラの教会に、「テモテ」という名前の若い信徒がいました。信者で あるユダヤ人婦人を母とし、異邦人ギリシャ人を父としていました。このリス テラやイコニオンの教会の間では、テモテを知らない人はなく、評判の良い青 年でした。パウロはこの若きテモテ青年を、第二回の伝道旅行へ連れて行きた かったのです。
ところが、テモテ青年はまだモーセの律法に従って割礼を受けてはいません でした。ユダヤ婦人を母に持ちながら、割礼も受けていない異邦人の父を持つ テモテを、神のことばを語り、神のことばを教える伝道旅行に連れて行くわけ にはいきません。
そこでパウロのとった決断は、この地方にいるユダヤ人の手前、まずテモテ に割礼を受けさせたのです。テモテの父がギリシャ人、異邦人であることはみ んな知っていたからです。ユダヤ人にとって、先祖アブラハムの代から割礼は 神様と結びつくことであり、罪の汚れが除去され、神の民となる保証のしるし でした。ですから割礼を受けていない異邦人は、神からは見放され、汚れた罪 人であり、外国人として見られていました。ですからパウロは伝道チームの一 員にテモテを加えるために、ユダヤ人の手前、割礼をテモテに施したのです。 それもこれも、キリストの福音のためでした。
もう一度伝道者パウロのことばを引用しましょう。「私はすべての人に、すべ てのものとなりました。何とかして何人かでも救うためです。私は福音のため にあらゆることをしています。」コリント人への手紙第一 9 章 22 節、23 節

コメント

番組に対するコメントはまだありません。ぜひ感想をお願いいたします。

コメントを投稿する

お問い合わせ