旅人であるクリスチャンへの教え

出演者
羽鳥頼和
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2020.03.07
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ペテロの手紙第一 2章
放送日
2020.03.07

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「世の光」の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和で す。
「旅の恥はかき捨て」ということわざがあります。辞書によれば、「旅先では 知った人もいないし、長くそこに居るわけでもないので、恥ずかしい思いをし てもその場限りで済むという気持ちになり、そこに旅先での開放感も加わって、 恥晒しなことを平気で行ってしまうこと」とありました。旅先で人に迷惑をか けたり、道徳に反することを行ってしまうという話を聞くことがあります。今 日は新約聖書のペテロの手紙第一の 2 章で教えられている、「キリスト者の生き かた」についてお話しします。
著者のペテロはまず、「キリスト者は旅人である」と教えています。ペテロは 先程のことわざのことは知りませんでしたが、人が旅先で油断してハメを外し てしまいやすいことを、念頭に置いていたのかもしれません。 「あなた方は旅人なのですから」と言って、二つのことを注意しています。
まず第一に注意すべきことは、「肉の欲を避けなさい」ということです。「肉 の欲」とは、「神に逆らって、自己中心的に自分の欲望を果たそうとすること」 です。人生の歩みにおいて、誘惑に負けないで自分を律することが求められて います。
そして二番目に注意することは、「キリスト者でない人たちの間で立派にふる まいなさい」ということです。その立派な行いを具体的に二つ教えています。
立派な行いの一つ目は、「人が立てたすべての制度に従いなさい」ということ です。「従いなさい」というのは、「悪いことでも従いなさい」ということでは ありません。どのように従うのかというと、「自由な者として、しかもその自由 を悪いことをする言い訳にせず、神のしもべとして従いなさい」と教えていま す。
立派な行いの二つ目は「すべての人を敬い愛しなさい」ということです。
ペテロはこれらの勧めの後で「キリストの救い」を語ります。それは、人が 立派な行いをすることができるように、キリストが私たちを救って下さったか らです。「旅の恥はかき捨て」ではなく、聖書が教える立派な行いをしていきた いと思います。明日は日曜日です。お近くのキリスト教会にいらして下さい。

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